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仕事をド忘れする人は脳を信用しすぎている

東洋経済オンライン 9月6日(火)6時0分配信

忙しさのあまり、「上司から言われていた大事な仕事をすっかり忘れていた」なんて経験、ありますよね。そのときは「よし、急ぎのメールを返したら手をつけよう」と思っていたのに、2、3通のメールを書いたらすっかり忘れてしまっている――。
この、いわゆるキャパオーバーは、いったいなぜ起こるのでしょうか。実は、脳のメモ帳といわれる「ワーキングメモリ」と呼ばれる機能が、いっぱいになってしまっていることが原因らしいのです。
『仕事のミスが絶対なくなる頭の使い方』の著者であり、脳科学・認知科学に詳しい記憶術ガイドの宇都出雅巳さんが、仕事のミスが起こってしまうメカニズムとその対策のヒントを解説します。 

 ある人材情報サイトが行ったアンケート調査では、「職場で上司に怒られると焦った失敗ランキング(男性編)」の上位は以下のようになっています。

1位 頼まれていた仕事をすっかり忘れていた 24.8%
2位 電話の取り次ぎメモを書き残すのを忘れた 16.8%
3位 会議中眠ってしまい、手に持っていた資料やペンを落としてしまった 15.9%
4位 上司あての電話をかけてきた相手の名前を聞き忘れた or 聞き間違えた 14.9%
5位 会議の資料や企画書に誤字があった 11.2%
(複数回答/対象:男性214名/2011年マイナビ調べ)

 調査結果の1~2位は物事を「忘れる」ミスでした。仕事ではたくさんの情報がひっきりなしにやりとりされますから、「すっかり忘れていた」というミスは誰もが経験したことがあると思います。

 これらのミスが起きてしまうのは、あなたの記憶力や注意力が、低いからではありません。そもそもわれわれの脳自体がミスを起こしやすいメカニズムになっています。

 こうした事実を知らないままだと、今後も記憶の仕業でミスを犯す危険があります。いくら記憶力や注意力、コミュニケーション力、判断力を鍛えようと思っても、脳のメカニズムを知らずにがんばっていたら、ほとんど効果はありません。

■メモリーミスの主犯格「ワーキングメモリ」

 先ほどあげた、物事を忘れてしまうミスを、本記事では「メモリーミス」と呼ぶことにしましょう。「上司の指示を忘れる」「書類をどこに置いたか忘れる」「人の名前を忘れる」といった、おなじみのミスです。

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最終更新:9月16日(金)16時50分

東洋経済オンライン

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