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【夫婦と年金】共働き世帯と専業主婦世帯、将来もらえる年金はどれくらい違う?

オトナンサー 9/7(水) 10:01配信

 自民党の宮沢洋一税調会長が先日、専業主婦世帯を優遇する所得税の「配偶者控除」の見直しに言及したことで、「共働き」と「専業主婦」それぞれの世帯における家計と税・社会保障制度との関係が大きくクローズアップされています。

 独立行政法人労働政策研究・研修機構によると、増加し続ける共働き世帯と減り続ける専業主婦世帯の差は年々拡大し、2015年は専業主婦687万世帯に対し共働き1114万世帯。配偶者控除見直しは「女性の社会進出を後押しする必要」(宮沢氏)から検討されていることもあり、今後も共働き世帯が増加するトレンドは続くようです。

 しかし、そうは言っても、夫婦のあり方や価値観はさまざま。結婚や妊娠・出産を機に妻が仕事を辞め、専業主婦になる夫婦もまだまだ多いはずです。そこで、どうしても避けられないのが税や社会保障の話題。今回から数回に分けて、共働きと専業主婦のそれぞれの世帯が将来もらえる年金について、ファイナンシャルプランナー(FP)の中尾剛さんと考えていきます。

 初回はもらえる年金の額を比較します。

85歳まで生きればモデルケースで2200万円の差

 まずは専業主婦世帯です。モデルケースとして夫が会社員(第2号被保険者)で40年間、厚生年金に加入しており、妻はこの期間ずっと専業主婦(第3号被保険者)で国民年金の加入者だったとします。40年間の夫の平均年収は約500万円です。

 夫が65歳からもらえる年金額は月15万6706円、妻は月6万5008円で、夫婦合わせて毎月22万1714円がもらえる計算です。つまり年間で266万568円を受け取れることになります。

 では共働き世帯はどうでしょうか。夫婦共に40年間、会社員(第2号被保険者)で厚生年金に加入しており、この期間の夫婦の平均年収はそれぞれ約500万円とします。

 夫と妻がそれぞれ65歳からもらえる年金額は月15万6706円、つまり夫婦合計で毎月31万3412円がもらえる計算です。年間合計は376万944円で、共働き世帯は専業主婦世帯よりも110万円も多く年金を受け取れることになります。

 たとえば夫婦が85歳まで生きると仮定した場合、専業主婦世帯がもらえる年金の総額は5320万円、一方の共働き世帯は7520万円で、その差は実に2200万円にもなります。

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最終更新:9/7(水) 14:57

オトナンサー

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