ここから本文です

主権者教育の補助教材活用―模擬選挙を通じて選挙制度を理解する機会に

政治山 9/7(水) 11:50配信

 18歳選挙権の導入を受けて、模擬選挙に代表される主権者教育へと注目が集まっています。模擬選挙が生徒たちの政治に対する意識のハードルを下げる機会となるのと同時に積極的な市民として主体的に政治にかかわるためのきっかけとなるように、授業ですぐに使える補助教材(ワーク集)を紹介していきます。

第1回 これからの18歳選挙権―補助教材を活用してさらなる主権者教育を
http://seijiyama.jp/article/news/nws20160826.html

 なお、本連載で取り上げるワーク以外にも、早稲田大学マニフェスト研究所が編者となって、模擬選挙の事例及び補助教材、海外の主権者教育を紹介する書籍を刊行しています。ぜひ、ご参照ください。

選挙の基本的な事柄を知ろう

 本カテゴリーに属するワークでは、選挙を使いこなしていくための基礎として、選挙制度について考えていきます。今回は小選挙区制度や比例代表制度などの選挙制度の違いを学ぶ「代表の選出方法を体験してみよう」についてご紹介します。

副教材『代表の選出方法を体験してみよう』
https://seijiyama.jp/wp-content/uploads/2016/09/084eb32ce454b791d2deeda6abf6888d.pdf

代表の選出方法を体験してみよう

 衆議院議員選挙における一票の格差解消のための選挙制度改革がしばしば大きく報じられるように、選挙制度は政治家だけでなく、多くの有権者にとっても関心の高いテーマとなっています。しかしながら、どのようにして代表を選んでいくのかについては、代議制民主主義のあり方を問うものであり、様々な思想やそれを実現する方策が存在しています。

 例えば、選挙制度の1つである比例代表制度についても、その議席配分のための計算方法は、国政選挙で使用しているドント式以外にも、衆議院選挙制度改革で話題となったアダムス方式など、300を超える計算方法があるといわれています。そのような中で、一票の格差是正を図っていく上では、どのような制度が望ましいと考えられるのでしょうか。このことを考えるためには、選挙制度やその仕組みへの理解が必要となります。

 模擬選挙の実施は選挙制度を学ぶ格好の機会となります。日本国内で考えてみても、国政と地方政治を合わせると、様々な選挙制度が採用されていますが、なかには制度の理解に注意を要するものもあります。例えば、国政選挙で採用されている比例代表選挙の計算方法(ドント式)は、理解するためのコツを要するものとなっています。

 そこで、本ワークでは、ワークシートでの計算を通して、代表者選出のメカニズムを知るとともに、その背景にある思想について考察するきっかけを得ていくこととします。

1/2ページ

最終更新:9/7(水) 11:50

政治山

記事提供社からのご案内(外部サイト)

政治山

株式会社パイプドビッツ

政治山は政治・選挙情報のポータルサイト
です。選挙において投票の判断材料となる
記事、候補者紹介・比較、動画、調査分析
などをお届けします。