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失意のJ2帰還で厳しい視線を浴びた山口 勝負の代表復帰戦で“黒子役”を完遂!

Football ZONE web 9/7(水) 1:09配信

6大会連続W杯出場へ、負けられないタイ戦で相手のカウンターを封殺

 ハリル監督の信頼が厚い中盤のファイターが、スタメン復帰の期待に応えた。6日のロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選第2戦の敵地タイ戦で、日本代表MF山口蛍はボランチの一角で先発フル出場し、相手のカウンターを潰し続けた。

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 山口は今年1月にドイツ・ブンデスリーガのハノーバーに移籍したが、わずか半年でJ2を戦う古巣セレッソ大阪に復帰していた。今回の最終予選に向けたメンバー発表でも、バヒド・ハリルホジッチ監督から「ドイツのようなリーグで戦えば、A代表で興味深い選手になるはずだった。私は戻ってくることに高い評価はしていない。私は代表監督としてコメントするが、良い選手をすぐには手放せない」と、日本への復帰を歓迎していない旨のコメントを残されていた。

 さらに、1日の初戦UAE戦は足の違和感によりベンチスタートも出番なし。スタメンに代表デビュー戦となるMF大島僚太(川崎)を抜擢せざるを得ない状況になり、その大島が失点に絡む形で敗戦してしまった。

 そうした状況下だっただけに、スタメン復帰したこのタイ戦は、山口自身にとっても勝負どころの試合となっていた。中盤でボールを受けるとシンプルなパス選択が目立ったが、2014年ブラジルW杯戦士でもある男の真骨頂は攻守の切り替えにあった。タイがボールを受けて速攻に出ようかという場面で、背番号16が何度もタイの攻撃の起点を潰した。アウェー用の白いユニホームを雨が降るピッチの泥と芝で汚しながら、90分間奮闘した。

「ボールを取ることは求められていた」

「初戦負けていたんで、どういう形でも勝ち点3が大事だった。苦しい時間もあったが、全員で守って勝ち点3を取れて良かった。特に大きなものは求められていなかったが、守備のカウンターのケアは言われていた。ボールを取ることは求められていたので、意識していた」

 敵地で黒子役をこなしたファイターは、試合後に涼しげな表情で語った。

 山口は「次も負けられない戦いが続く。今日みたいな戦いができるように1カ月準備して、僕自身も次にまた選ばれるように頑張りたい」と、再びJ1昇格を目指すチームへと戻る。ボール奪取力に最大の長所を持つダイナモは、ハリルジャパンにとって貴重な戦力であることを復帰戦で証明した。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

最終更新:9/7(水) 1:09

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