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ドローンマスターが考える、普及に向けたカギ

Wedge 9/7(水) 12:30配信

 全国約200カ所、フライト数は2000フライト以上に及ぶ、ドローンマスターが、ユーザー目線で今後のドローン市場について考える。

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 昨年の夏、小型船舶免許を取得した。理由は海上からドローンを離着陸させるためだ。以前から東京の都市部などをドローンで空撮したいと考えていたのだが、人やクルマの往来が多い場所でドローンを飛ばすのは安全性の面から気が引けていた。

 そのうえ同じ年の4月には首相官邸ドローン墜落事件が発生し、ドローンに対する世間の目も厳しくなった。そんな状況の中、都会の街並みを空撮するために考えた苦肉の策が「小型船舶免許の取得」だった。海や川に隣接している湾岸地区の街並みならば、船からドローンを飛ばして空撮できるのではないかと考えたのだ。海上であれば人の目もあまり気にならない。万が一の事故があっても人的、物的な被害を軽減することができる。

フライト数は2000以上

 私はドローンによる空撮を約4年前から行っており、これまで様々な場所を空撮してきた。全国約200カ所、フライト数は2000以上に及ぶ。誰かに師事したわけではなく、機体を購入して独学でドローンを飛ばしてきたのだが、自分の飛ばし方がまわりから見てどのように見えるのか、法律に抵触するところはないのか、世の中により安全に飛ばすノウハウがあるのか。そのような疑問を解消するべく日本初のドローンパイロット養成スクールに昨年10月入校した。それはCGアニメーションなどで有名なデジタルハリウッドが開校した「ロボティクスアカデミー」であった。

 ロボティクスアカデミーは、日本UAS産業振興協議会(JUIDA)という無人航空機の健全な振興と発展を目指す民間の団体が認定した、ドローンパイロット養成スクールの第1号。JUIDAとは、昨年12月に改正された航空法のベースとなる安全指針(ガイドライン)を作成した団体である。

 私はここでドローンにまつわる法律、運用事例、リスクアセスメントなどについて学ぶことができた。これまで我流で飛ばしてきたドローンの操縦技術にさらに自信を持つことができ、安全運航に関する様々な知識を体得することもできた。何よりも意義を感じたのは、様々な分野の様々な企業の担当者とスクールを通じて知り合えたこと。JUIDA認定スクールの1期生ということもあり、ドローンで起業をしたり、自社の新規事業に取り込みたいと考えたりする先駆者的な人々が数多く参加しているのが印象的だった。例えば、ドローンの自動操縦や自律飛行に関連し、ロボット家電への応用を研究している人、医薬品やAEDなどをドローンで運搬することを研究中の人。また、災害発災時にドローンで市街を空撮し、すみやかに被害状況を把握できるような協定を地方自治体と結んだ人などである。

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最終更新:9/7(水) 12:30

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