ここから本文です

「突破確率0%」W杯アジア最終予選「疑惑の笛」との終わらぬ戦い

女性自身 9/7(水) 6:01配信

「心の底からがっかりしている」

 1日、ホームで格下UAEにまさかの逆転負けを喫したバヒド・ハリルホジッチ監督(64)率いる日本代表。試合後の会見場では、ふだん言葉をまくしたてる指揮官が、マイクを使っても小声に聞こえるほど憔悴しきっていた。

 敗因は複数あるが、不可解な判定に終始したカタール人のアルジャシム主審の笛もそのひとつ。

 53分、エリア内で大島僚太(23)がボールを奪いにいくと、ハマディ(28)が転倒。大袈裟だったにもかかわらず、主審はPKスポットを指差した。逆に68分には、エリア内で宇佐美貴史(24)が倒されたが、笛は鳴らず。

 極めつきは77分。混戦から浅野拓磨(21)が押し込んだボールは、ゴールラインを割っていたが、得点は認められなかった。

 だがミスジャッジについて、ハリルホジッチ監督の怒りの矛先は、主審ではなく日本サッカー協会に向けられた。

「誰が笛を吹くのか把握してほしいと、(協会に)要求していたが、関係者は誰も把握していない体たらくだった」

 初戦に向けて日本は、メンバー全員が揃ったのは試合2日前。しかも、主力のほとんどが欧州組のため、コンディションに問題があった。

 準備期間が短いからこそ、指揮官はUAEの試合を十数試合観て、「チームの戦術、どの選手が起用されるかもわかっていた」と、分析を徹底した。

 さらに、主審が誰かを事前に把握できていたなら、「笛の吹き方の傾向」などを分析できたと、怒り心頭だったのだ。

「以前、協会では平田竹男専務理事(当時)が審判の分析等を担当。元通産官僚だった中東人脈を生かし、最終予選での主審候補を数人に絞り込み、さらに事前の親善試合に呼んで、笛の傾向を選手に経験させた。

 だが、彼が2006年に退任して以降、後任を作らなかった。そこには、『もう日本はアジア予選なら、そこまでやる必要はない』との驕りがあった」(サッカーライター)

「中東の笛」の洗礼を受けた日本だが、今後も主審との戦いは続くという。

「経験、実力的には豪州の主審が最適だが、日本と同グループのため実現は不可能。ならば、A組の韓国や中国はというと、反日感情が強いため不安が残る。中央アジアのウズベキスタンはレベルが低い。結局、今後も中東相手でも、隣国の中東出身者が主審を務める可能性が高い。ホームでこの不可解な判定ならば、アウェーではもっと露骨な判定が予想される」(協会関係者)

 ホーム&アウェー方式になってから、予選の初戦敗退国は、本大会出場ゼロ。リオ五輪の久保裕也の招集失敗でミソをつけた協会に、またしても足を引っ張られた日本代表。いきなり崖っぷちである。
(週刊FLASH 2016年9月20日号)

最終更新:9/7(水) 6:01

女性自身

記事提供社からのご案内(外部サイト)

女性自身

光文社

2717号・2月23日発売
毎週火曜日発売

定価400円(税込)

Yahoo!ニュースからのお知らせ

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

北朝鮮からの脱出
北朝鮮での幼少時代、『ここは地球上最高の国』と信じていたイ・ヒョンソだったが、90年代の大飢饉に接してその考えに疑問を抱き始める。14歳で脱北、その後中国で素性を隠しながらの生活が始まる。 これは、必死で毎日を生き延びてきた彼女の悲惨な日々とその先に見えた希望の物語。そして、北朝鮮から遠く離れても、なお常に危険に脅かされ続ける同朋達への力強いメッセージが込められている。