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ハリルJを救った酒井宏の高速クロス 「使ってくれれば上げられる」とサイド攻略に絶対の自信

Football ZONE web 9/7(水) 9:42配信

タイ戦の原口先制弾をアシスト 「前の試合から狙っているところは悪くなかった」

 強烈なクロスでハリルジャパンの危機を救った。日本代表DF酒井宏樹(マルセイユ)は6日のロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の敵地タイ戦の前半18分に、原口元気(ヘルタ・ベルリン)の先制弾を完璧にアシスト。試合は日本が2-0で勝利し、最終予選初白星を手にしている。

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 完璧な軌道だった。前半18分、右サイドに開いた酒井宏は独特のフォームから右足でクロスを上げる。ファーサイドで待つ原口がダイビングヘッドでゴールをこじ開けた。

「前回の試合から自分の狙っているところは悪くなかった。相手が少なければうちのチームのストライカーはヘディングで勝てる。ああいうボールを供給できれば。前半からうまく使ってくれた。そこが良かったです。1-0から追加点が取れなかった。どんな相手にも1、2本ピンチはある。これから厳しい戦いになる。強い相手となれば、もっともっと追求していかないといけない」

 自画自賛で先制点のシーンを振り返った。右足のピンポイントクロスはハリルJの武器となり得るが、これまではなかなかゴールにつながらなかった。理由は周囲との連携にある。

チームメートにさらなるパスを要求

「みんながゴールに向かって走っていると僕も上げやすい。危険なボールになりますから。みんなが(ゴール前で)待っている時に上げても難しい。何回も使ってくれると(いいクロスを)上げられる。そういうバリエーションはやっていきたい」

 右サイドで連動し、酒井宏が敵陣深くでパスを受ける回数が増えれば、相手の意識がサイドに向けられ、エリア内にいる味方がゴールに向かって動き直すチャンスも増えていく。仲間にパスを預けては、サイドのスペースに何度も飛び出した酒井宏はチームメートにパスを要求していた。

 日本代表の右サイドバックの定位置を長らく守ってきたDF内田篤人(シャルケ)は膝の故障に苦しみ、現在は長いリハビリ生活を余儀なくされており、酒井宏には“ポスト内田”の期待が集まっている。

「いい形に関しては前の試合も山ほど作った。最後のフィニッシュのところ。前の試合でも崩されたわけではない。山ほど(決定機を)作っても入らない試合もある。しっかりゼロに抑えたかった」

 豪雨や大荒れのピッチという悪条件でタイを無失点に抑え、決勝点もアシストした。ロシアW杯への厳しい道程で、大型サイドバックはもう一段階成長できるだろうか。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

最終更新:9/7(水) 9:42

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