ここから本文です

海外メディアも日本の“決定力不足”を指摘 「香川はオフサイドの旗に安心していた」と痛烈な皮肉

Football ZONE web 9/7(水) 10:33配信

米メディアは「タイは日本からフットボールのレッスンを受けた」と実力差を報じる

 日本代表は6日、ロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選でタイと対戦し、2-0で今予選初勝利をつかんだが、FIFAランキング49位の日本は同120位のタイに苦戦を強いられた。海外メディアは日本がタイを圧倒したという論調で試合をレポートしている一方、一部では決定力不足を厳しく指摘されている。

【写真&リスト一覧】ハリルジャパン全27選手「最新推定市場価格ランキング」

 米スポーツ専門放送局「ESPN」は「タイは、バンコクで日本からフットボールのレッスンを受けた」と、両国の間に明確な実力差があったと報じている。初戦は敵地でサウジアラビアに0-1と善戦しており、日本戦でもGKカウィン・タンマサッチャーナンが好セーブを連発するなど、後半30分まで失点を1に止めた。

 しかし、終盤には退場者を出すなど力尽き、タイにとってのホーム初戦で黒星。02年の日韓大会予選以来となる最終予選進出を果たした同国は、ここまで健闘を見せているが、結果は2戦2敗と苦しい状況に立たされている。

 同局は「日本は、最高レベルのヨーロッパでプレーしている個の力を擁し、タイだけでプレーしている選手で構成したチームとの違いを見せつけた」と分析。「現実は厳しい」として、タイが追い込まれたとレポートした。

「FOXスポーツ」のアジア版は「日本はタイにとって強すぎた」と、同じく両者の間に歴然たる力の差があったと報じている。

英メディア「無駄の多いフィニッシュ」

 英誌「フォー・フォー・トゥー」のウェブサイトは、日本がゲームを圧倒的に支配したと伝えた一方、22本のシュートを放ちながらも2得点に止まった点に注目。「無駄の多いフィニッシュがいくつかあった」と日本の決定力不足に触れている。

 日本は実際に多くの決定機をフイにした。前半24分には、ゴール前でフリーとなったFW本田圭佑(ACミラン)にFW浅野拓磨(シュツットガルト)からグラウンダーのパスが送られ、合わせるだけというシーンで本田がまさかの空振り。これにはバヒド・ハリルホジッチ監督も絶叫し、持っていた白いタオルをピッチに叩きつけた。

 さらに、ゴール正面から放った本田のヘディングシュートもゴールラインぎりぎりでGKに防がれ、W杯予選連続得点記録も7試合でストップ。後半にはMF香川真司(ドルトムント)がフリーでヘディングシュートを放ち、GKと1対1になる決定機も訪れたが、いずれも精度を欠いてゴールに至らなかった。

 タイ戦で22本のシュートを放った日本だが、ゴールネットを揺らしたのはわずか二回のみ。決定力は実に「9%」と低く、シュート技術と精度の低さは日本の大きな課題と言える。

英誌が香川のシュートミスを痛烈に批判

 同誌は「日本の浪費ぶりは後半も話題となった。シンジ・カガワは近距離からのシュートをクロスバーの上に外しても、オフサイドの旗が上がっているのを見て、安心してしまっただろう」と香川のプレーを皮肉りつつ、枠を捉えきれない日本の体たらくを批判した。

 エースの本田は予選初勝利に「最低限のノルマを達成できた」と語ったが、不安定な戦いぶりを露呈したことは明らかだった。10月にはイラク、オーストラリアという難敵との対戦が待っているが、日本はそこでどのような戦いぶりを見せてくれるのだろうか。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

最終更新:9/7(水) 11:59

Football ZONE web