ここから本文です

「僕の特長が生きる」と浅野が1トップ起用に手応え W杯予選初得点で岡崎に宣戦布告!

Football ZONE web 9/7(水) 13:09配信

先発出場のタイ戦でダメ押し弾 「絶対に決めようと思っていた」

 決定機を生かしきれずにもどかしい展開が続く日本代表の中で、FW浅野拓磨(シュツットガルト)がしっかりと結果を残した。ロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選第2戦のタイ戦で、試合を決定づける2点目を奪った俊足ストライカーは、1トップを「僕にとっては特長が生きるポジション」と振り返り、近年日本代表の最前線に君臨する岡崎慎司(レスター)とのレギュラー争いに挑もうとしている。

【写真&リスト一覧】ハリルジャパン全27選手「最新推定市場価格ランキング」

「昨日のミーティングでも言われましたし、僕も準備はしていたので、出たら絶対にゴールを決めようとは思ってました」

 6月のキリン杯ブルガリア戦でA代表初得点をマークして以来、浅野はバヒド・ハリルホジッチ監督から大きな期待を受けている。2ゴールを奪ったリオデジャネイロ五輪を経て、1日のUAE戦でも1点ビハインドの状況で投入。この試合では自らの放ったシュートがゴールラインを越えながらも得点が認められず、チームも黒星を喫するなど踏んだり蹴ったりのW杯予選デビューとなったが、続くタイ戦での先発を告げられるとゴールへの強い決意を持っていた。

 前半から裏への鋭い抜け出しを見せて、FW本田圭佑(ACミラン)へ決定的なラストパスを送るなど特長を発揮していた浅野が結果を残したのは、後半30分のことだった。MF長谷部誠(フランクフルト)が最終ラインの背後に浮き球のボールを蹴り込むと、相手DFの後方から追いかけた浅野はクリアをしようとした相手の足を恐れずに頭でプッシュ。このままボールを前に運んで抜け出し、相手GKとの1対1の場面で右足を力強く振り抜き、2-0とリードを広げた。

「僕のタイミングはもう一つ早かったけど…」

「僕のタイミングとしては実はもう一つ早く動き出していたけど、そのタイミングで来なくて、1回止まっていたんですけど、一つ遅れたタイミングでハセさんがくれました。ベンチを見て、武藤(嘉紀/マインツ)君が準備していたりして、もしかしたら交代かなと思って、もうちょっと自分の中でのタイミングでは遅れましたけど、最後の力を出し切って、ボールもルーズでしたし、なんとか頭で触ったらマイボールにできるかなと思って。タイミングは合わなかったですけど、自分の特長が生きたかなと思います」

 こう得点シーンを振り返った浅野は、最前線でのプレーに手応えを感じているようだ。

「チーム全体としても、まず僕の動き出しってところは1つのコンセプトとしてもイメージは共有できてるのかなと思います。僕自身もそこは特長だと思うんで、出てこなくてもどんどん動き出すってところは今日は意識してましたし、僕にとっては特長が生きるポジションなんで、イキイキできたかなとは思います」

 近年、日本代表の最前線でプレーしてきたストライカーと言えば岡崎だ。所属するレスターでも見せる献身的な運動量と点で合わせる得点パターンで、現時点で日本代表歴代3位となる49得点をマークしているが、浅野が競争相手として台頭すればチームは活性化される。その自覚が芽生えつつあるのか、浅野本人も反省点を口にした。

「リオ五輪経由ロシアW杯行き」に一歩前進

「ゴールを取れたことは良かったですし、何より勝ち点3を取れたことが良かったなとは思いますけど、もっともっと早くゴールを取れたかなと思いますし、満足できる試合ではないなと思います」

 得点後には代名詞の“ジャガーポーズ”も飛び出すなど、A代表でのプレーぶりも板についてきた。今季から挑戦する欧州の舞台では、まずブンデス2部での戦いとなるが、そこでの獲物はもちろんゴール。リオ五輪経由ロシアW杯行きの道程に、確かな一歩を刻み込んだ。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

最終更新:9/7(水) 13:09

Football ZONE web

なぜ今? 首相主導の働き方改革