ここから本文です

直前予想!新型アップルウォッチはこう進化する

ニューズウィーク日本版 9/7(水) 18:37配信

<日本時間の今夜、サンフランシスコで「iPhone7」とともに発表されるはずの「アップルウォッチ2」。現行モデルも人気がないし期待する人は少ないが、そこをアップルはどう修正してくるのか。本誌が知りえた情報を全公開する>

 アップルは間もなく新しいアップルウォッチを発売する。だがユーザーはいまいち盛り上がりに欠けている。米広告技術会社のフルーエントが今年初めに実施した調査でも、2015年に発売されたアップルウォッチを「成功」と見ている人は半数以下だった。

 しかも調査の対象となった2500人の成人のうち、実際にアップルウォッチを持っていたのはわずか8%。米調査会社IDCも7月、アップルウォッチの4~6月期の出荷台数が前年同期比で55%減だったと発表した。

【参考記事】アップルウォッチに見るイノベーション力

 アップルウォッチ2(仮称)はこの劣勢を跳ね返し、新たなユーザーを引き付けることができるのか。アップルのティム・クックCEOが「進化し続ける」と太鼓判を押す最新のアップルウォッチについて、これまで本誌が突き止めた情報を一挙紹介する。

念願の防水機能

 アップル製品には防水機能がないことが、ユーザーの間では不満の種だった。顧客の要望を受けてライバルのサムソンやソニーが早々と防水機能を装備したのに対し、アップルはずっと対応を拒んできた。

 現行のアップルウォッチの国際的な防水規格はIPX7で、ごくわずかな水しか防げない。腕に付けたままシャワーを浴びるのはよくても、プールなどで泳ぐことはできないレベルだ。

【参考記事】偽アップルウオッチが占う中国での本物人気

 もし噂が本当なら、2016年はアップルがついにユーザーの念願を叶える記念すべき年になる。近日発売のiPhone7(仮称)とアップルウォッチ2にはいずれも、防水機能が備わるはずだ。

 著名なアップル専門アナリストのミンチ・クオや、アップル関連の情報を発信するブログ「MacRumors」、アップル情報に詳しい米IT系オンラインメディア「アップルインサイダー」など数々の有力な情報源が、アップルウォッチ2にはシャワーを浴びられる以上の防水性が備わり、バロメーター機能も新たに搭載されると予測している。

ランニングに便利なGPS機能を搭載

 現行のアップルウォッチにGPSが搭載されていないのも、多くのユーザーには不満だった。iPhoneとつなげばGPS機能を使うことはできるが、ランニングなどの運動中にiPhoneを持ち歩くのはかさばるし面倒だ。

 GPS機能がないアップルウォッチが、ウエアラブル業界で先行する米フィットビットのフィットネス用高機能腕時計「フィットビット・サージ」などに対抗するのは不可能だ。

【参考記事】必要ないけど欲しくなるアップルウオッチ

 だが米ブルームバーグは8月に公表した報告書のなかで、アップルウォッチ2にGPSが搭載される可能性を示した。GPSが人工衛星からの電波を直接受信すれば、ランニングやウォーキングの距離をより正確に測定できるようになり、健康管理や運動の記録を管理するアプリの情報も改善されるという。



画面の薄型化、バッテリーも大容量化

 最新技術を詰め込んだスマートウォッチは、現行のアップルウォッチを含め、どのメーカーの製品もとにかく分厚い。だが次世代のアップルウォッチは薄型化を実現したようだ。

 アップル製品の修理部品を販売するイギリスのByteは9月1日、アップルウォッチ2で新しく使われた部品の一部を動画で公開した。映像から、画面が薄型化され、バッテリー容量も向上した様子が分かる。

 バッテリー性能は1.28Wh(ワットアワー)、334mAhミリアンペアアワーと表示されていた。これは現行モデルより36%も容量が大きい計算になる。ただし、だからといってスマートウォッチ2の稼働時間も36%長くなるかどうかは不明だ。むしろGPSやバロメーターといった新機能の搭載で、電力消費自体は上がる可能性がある。

価格と発売日

 アップルウォッチの価格帯はとてつもなく幅広い。現行モデルの発売当初の価格は、スポーツ版の349ドルから、豪華な装飾を施した高級版の1万7000ドルまであった。2015年の販売開始以来、低価格のモデルが299ドルまで値下がりしていることからも、アップルウォッチ2は前モデルより安い価格帯に落ち着く可能性が濃厚だ。

 アップルは9月7日(日本時間の8日未明)にイベントを開催する予定で、その場でiPhone7とアップルウォッチ2がお披露目されると期待されている。

 イベントの会場は、米カリフォルニア州サンフランシスコのビル・グラハム・シビック・オーディトリウムだ。2015年と同様、今回も発表後すぐに購入とはいかなさそうだ。アップルの情報をリークするので有名なイバン・ブラスは、販売開始日は9月16日になるという見方を示している。

アンソニー・カスバートソン

最終更新:9/7(水) 18:37

ニューズウィーク日本版

記事提供社からのご案内(外部サイト)

ニューズウィーク日本版

株式会社CCCメディアハウス

2016-12・13号
12/ 6発売

460円(税込)

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

北朝鮮からの脱出
北朝鮮での幼少時代、『ここは地球上最高の国』と信じていたイ・ヒョンソだったが、90年代の大飢饉に接してその考えに疑問を抱き始める。14歳で脱北、その後中国で素性を隠しながらの生活が始まる。 これは、必死で毎日を生き延びてきた彼女の悲惨な日々とその先に見えた希望の物語。そして、北朝鮮から遠く離れても、なお常に危険に脅かされ続ける同朋達への力強いメッセージが込められている。