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フリーアナウンサーの闇:コネと実力が交錯する!?知られざるアナウンサー試験の闇。

東京カレンダー 9/7(水) 5:20配信

女子アナ。

この響きに、人は夢と憧れを抱く。

美人で知的な高嶺の花というイメージが強く、女性はテレビに映る華やかな仕事に憧れ、そして男性はその一歩奥ゆかしい女性像に憧れる。

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永遠に汚れのない純白な存在。そんな妄想像が世の中に浸透しているが、実際のアナウンサーは少し違う。華やかな世界の裏で、笑顔で足を踏みあい、蹴落とし合いながら上を目指す。

そして近年では所謂フリーと言われる、局に属さずに活動するフリーアナウンサーが増加し、一昔前のアナウンサーの人気絶頂時代は終わりを迎え、戦国時代に突入した。

これまでに親友にレギュラー番組を奪われた地方局出身の理香、女子大生という冠が外れると共に仕事を失ったお天気お姉さんの美奈、そして元局アナで後輩のスキャンダルを狙う涼子、アナウンサーという夢を追い続けるCA加代子、以前降板させられたワガママ局アナへの復讐に燃える智子、後輩の嫌がらせで局を去り、パティシエになった絵美を追った。

今週は?

<今週のフリーアナウンサー>

名前:梨花
年齢: 25歳
前のステータス:アナウンサー受験生
出身大学:青山学院大学
年収:約200万円
趣味:自撮り(セルフィー)

試験前から既に始まっているバトル

「それでは、次のクイズです!」

活き活きと楽しそうにMCをしている真奈美の姿がテレビに映っている。2年前にキー局にアナウンサーとして入社した真奈美を、近頃テレビで見る頻度が増した気がする。そんな真奈美の姿を見る度に、梨花は嫌な思い出が蘇る。

大学2年生の時、女子大生が集うミスコンで優勝した梨花は周囲からアナウンサーの道を進められ、本人も将来はアナウンサーの道しかないと思っていた。大学3年生の時に、夏休みに開講されるテレビ局主催のアナウンススクールに参加。数日のスクールだが、そのスクールは深い意味を持っていた。

青田買いの温床だったのだ。

各局にはアナウンススクールがあり、そこで目を付けられると実際のアナウンサー試験の際には“自動的に”一次試験は通過する仕組みになっている。

倍率の高いアナウンサー試験。在京キー局の場合、一次試験の応募者数は約2,000人~4,000人とも言われている。そこから二次試験に通過するのはわずか数十人。一次試験を通過するのも至難の技だ。その一次試験を“自動的に通過”できることはアナウンサー志願者にとって非常に大きな意味を持つ。

みんな、一次試験を通過するために「アナウンサー試験に強い」と言われる写真館で高い金額を払い、必死に写真を撮っている。そんな他の志願者達に比べて既に一次試験の通過切符を手に入れている梨花は、憧れの局アナへの道は余裕で確定したと思っていた。

真奈美が現れるまでは。

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最終更新:9/7(水) 5:20

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