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「貧困女子高生」がNHKの取材に応じた経緯

NEWS ポストセブン 9/8(木) 7:00配信

「史上最も暑い夏」といわれた猛暑にもかかわらず、エアコンのついていない家の中、保冷剤を首に当てて暑さに耐える女子高生。家にパソコンがなく、パソコンの授業についていけなくなり、それでも「なんとかしたい」と1000円のキーボードだけ母親が購入。ブラインドタッチの練習をする。将来は進学を希望していたが、母子家庭のため経済的な壁に直面している、とつらそうな表情で話す──。

 これは8月18日に放映されたNHK『ニュース7』の「子供の貧困」をテーマにした特集だ。高校生や現役教師を前に、講演会で貧困の実情を訴えた女子高生A子さん(17才)の生活に密着していた。

 経済大国と呼ばれる日本で、年々深刻化する「相対的貧困」。子供の相対的貧困率は16.3%。6人に1人が貧困であり、シングルマザーの子供はさらに進学率が下がってしまうという厳しい現実を映し出した内容だった。

 こうした報道の場合、偏見や差別にさらされることから、当事者は匿名で行われるケースがほとんど。そんななかA子さんは、名前どころか、顔も公開した。その上、住んでいる家の様子まで公開し、貧困の現状を訴えたのだ。

 それゆえに、反響も大きかった。しかしその内容はA子さんやNHKが意図しているものとは真逆の方向へと進んでいった。

 放送直後から猛批判が始まった。ほんの数分映ったA子さんの自宅の様子から「アニメグッズが部屋にたくさんある」「エアコンのようなものが映っている」「2万円相当の高価なペンセットがあった」などと“アラ探し”が始まった。A子さんのSNSはあっという間に突き止められ、過去のツイートから「ランチに1000円も使っている」「大好きなバンドのコンサートに行っている」などと、生活困窮を疑う声がインターネット上にあふれ大炎上。ついには彼女の住んでいる住所まで特定されてしまった。

 これにさらなる油を注いだのが片山さつき参議院議員(57才)。ツイッター上で批判ともとれる意見を展開し、「NHKに説明を求める」とまで発言。そして、NHKの報道がやらせだったのではないか、という声が一部メディアで飛び出した。

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最終更新:9/8(木) 7:00

NEWS ポストセブン

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