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水道橋博士 「捨てられない」いまでもコンビニで5000円分も本を買うワケ

BEST TIMES 9/8(木) 12:00配信

とにかく本が溢れているんです。。

  もともと、今の家も地下は完全に書庫になっているんだけど、それでも溢れだして、以前は、本を置くためだけに自分の家の隣に倉庫部屋を借りてました。でも、維持費が月数十万円もかかっちゃうんで、引き上げちゃったんですけどね。

 それで、自分で集めた本をレンタルルームに入れるって事になったんだけど、全部は入れられないから、ある程度外に流し(=手放し)ちゃったんです。そうすると、なんか本が“泣いている”感じがするんですよね……(笑)。だから今、溢れちゃってる本を収納できる、大きめの書庫のある家を探してるんです。

 勝間さん(勝間和代・経済評論家)が断捨離生活の本を書いてるんだけど、それを読むと合理的だなって思う事はたくさんあるんですよ。でも、読まない本は全部断捨離して、Kindleだけにするっていう考え方に関してはまったく合わないです! 

 だって、オレには入院したときに読むための本棚っていうのもあるんですから。その本は、買っただけで読んでないの。でも、入院したら読むんだから、無駄に買っているわけじゃないんですよ。そういう本棚もいっぱいあります。

コンビニ本の中に宝あり。管賀江留郎の『戦前の少年犯罪』は名著! 

 さっきもコンビニで5000円分くらい本を買ったんです。コンビニ本って安く作られていて、捨てるのが前提になってるじゃないですか。以前、宮崎哲弥さん(政治哲学・宗教思想評論家)が、「コンビニ本は侮っちゃダメだ」って言ってたんですね。

 宮崎さんが管賀江留郎っていう人が書いた『戦前の少年犯罪』ってコンビニ本を名著だって見つけ出して、「今の時代よりもっと戦前の方が凶暴で少年犯罪は溢れかえっていた、それなのに古き良き日本ってイメージ操作をしているに過ぎない」って資料を駆使した本なんだけど、それでこの著者を番組に呼んで話を聞いたりしたんです。

 第2作目は洋泉社から『道徳感情はなぜ人を誤らせるのか 冤罪、虐殺、正しい心』って、先日、出ましたが、宇多丸さん(ラッパー。日本のヒップホップ黎明期から活躍するグループ・RHYMESTERメンバーであり、各種評論家としても活躍)もそれを読んで大絶賛してましたね。まだ読めてないけど。コンビニ本からもそういう無名の才能が出現するし、素晴らしい本があるんです。

 だから、オレの秘書が、コンビニ本ってだけで捨てようとするんだけど、「捨てちゃダメ」って言うんですよ。「オレが、良いって言うまで捨てないで」って。まあ、オレの場合は、週刊誌とかも、なかなか捨てられないんですけどね(笑)。

構成:安田真悟/ 写真:花井智子

最終更新:9/8(木) 12:00

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