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キラキラネームは気の毒か? 芸能界では“しわしわネーム”が大活躍中

週刊女性PRIME 9/8(木) 11:00配信

 碧空(みらん)、星凛(あかり)、奏夢(りずむ)、輝星(べが)……など、'16年上半期のキラキラネームランキングが発表された。全然読めない名前に頭を抱えることも多い反面、テレビで見かける若いタレントなどには、おじいちゃん、おばあちゃんにもおなじみの、古風な名前『しわしわネーム』が増えている。最近の名付けの風潮とは――。

「学校の同級生に愛瑠(える)くんという子がいました。学校や習い事で、名前の読み方を初見でわかってもらえないので、本人は困っていましたよ。陸上の試合に出るときは、競技プログラムに名前が載ることを、心底嫌がってました」

 と振り返るのは、20代の会社員女性。このところ日本では、奇抜で個性的な“キラキラネーム”が増えている。

 8月初旬にリクルーティングスタジオが発表した『2016年上半期のキラキラネームランキング』では、1位に「碧空」がランクインした。この名前の読み方は、「あおぞら」「あとむ」「そらと」「りく」「そら」「みく」「あおい」「みらん」と多岐にわたり、漢字の意味+響きのよさで命名されているようだ。

「キラキラネームは今に始まったものではなく、戦前からありました。明確な線引きはありませんが、派手で難読な名前が急激に増えたのは、昭和から平成の初めにかけて。年々、増加しています」

 と生活総合情報サイト『All About』で赤ちゃんの命名・名付けガイドを務める牧野恭仁雄さん。少しずつキラキラネームが増え続けているが、最近、テレビの中で躍動する若い世代の中には、逆の動きがあるようだ。

「広瀬すずさんや神木隆之介くん、二階堂ふみさんなど、古風な名前だと感じる方の活躍が目立つようになりました」(芸能プロ関係者)

なじみ深いからしわしわが好き

 これら古風な名前は“キラキラネーム”とは反対に“しわしわネーム”と呼ばれ黒木華、木村文乃、野村周平、門脇麦といった俳優陣のほか、リオ五輪で世界を沸かせた男子体操日本代表の白井健三など、多くの有名人がいる。名前の由来はさまざまで、

「黒木さんは“春のように華やかに生きてほしい”という思いが込められているそうです。

 白井さんはお兄さんが2人いて、お父さんの名前の1文字ずつを、それぞれお兄さんの名前に付けたそう。もう漢字がない、と悩んでいるときに見た夢の中で“KENZO SHIRAI(JAPAN)”と、電光掲示板に表示された文字を見たことから、健三と名付けたとか」(スポーツ紙記者)

 名前の印象が、人となりや特徴よりも強く相手に焼きつく場合もある。特に芸能人は、仕事を左右することも。

「明治の初めに戸籍制度ができた際、芸能人だけは本名とは別に名前を持ってもよいという通達が出されました。例えば、演劇をするときに18歳くらいの子の恋愛を描いているのに、本名があまりにも古い名前だと、鑑賞する人が入り込めないからなんです」(前出・牧野さん、以下同)

 逆に、あまりにも変わった名前でも感情移入しにくい。そのため、昔ながらになじみ深く、誰でも読める“しわしわネーム”の有名人が好まれる傾向にあるのだ。

「さらに、一般的には古風な名前は堅実そうで安心感があります。逆に、奇抜な名前は行き当たりばったりで付けたように感じるため、いい印象を抱かない人も。最近では、個性的な名前は、受験や就活などで不利になると言われることもあります」

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最終更新:9/8(木) 13:24

週刊女性PRIME

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