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田附勝・石川竜一写真展「東北・沖縄」 伊藤忠青山アートスクエアで

オルタナ 9/8(木) 17:15配信

伊藤忠青山アートスクエアでは9月19日まで、田附勝・石川竜一写真展「東北・沖縄」が開かれている。両者は、「写真界の芥川賞」とされる木村伊兵衛写真賞を受賞した現在注目されている新進気鋭の写真家。企画したのは、写真評論家の清水穣氏。清水氏は、田附氏の作品を「歴史」とし、石川氏の作品を「現在」と評した。「同様な才能を持つ2人の作品をあえて対決させた。写真そのものの魅力を感じてもらいたい」と話す。(オルタナS副編集長=池田 真隆)

この写真展は、次世代育成を目的に企画され、会場となる伊藤忠青山アートスクエアは、伊藤忠商事が社会貢献活動の一環として運営するギャラリースペース。展覧会を通して、「次世代育成」や「地域貢献」などを行う。今回は、若手写真家の登竜門である「写真新世紀」の審査員でもあり、写真評論家の清水穣氏をキュレーターに迎えて、写真展を企画した。

写真展のタイトルは、「東北・沖縄」。清水氏は、「東北と沖縄は日本の写真史の中でも特権的な被写体であり続けてきた。只、それは、メディアや歴史を通じた、私達が見たいものを投影され続けてきたということでもある。現地の人々との出会いや、生活を共にして撮影してきた二人の作品は、『見たいもの」ではなく、あるがままの東北と沖縄の姿を映し出していて、都会のど真ん中で、あるがままの二つの地の姿を見せたい」と話す。

作品を展示している2人は、現在注目されている新進気鋭の写真家だ。田附氏は2006年から東北に通い、地元住民とコミュニケーションをとりながら写真を撮り続けてきた。清水氏は、「縄文時代からの連続性を感じる作風」と評価する。

今や東北と聞けば、震災や原発等をイメージされる人が多いだろう。今回の作品は2006年7月から2011年4月までと、ほぼ全て震災以前に撮影された作品だ。東北に住む人々や風土、祭り、信仰、現地に根差す文化が被写体となっており、作品の細部に現地に流れる力強さと伝統が感じられる。そして田附氏自身がそれらと真摯に向き合い、敬意を払っていることもよくわかる。

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最終更新:9/8(木) 17:15

オルタナ

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