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【夫婦と年金】専業主婦世帯は共働き世帯より保険料が1800万円もお得? それぞれの“負担”から見えるものとは

オトナンサー 9/8(木) 10:04配信

 共働き世帯と専業主婦世帯では将来もらえる年金にどれくらいの差があるのか――。

 前回はいずれの世帯も夫婦が40年間年金に加入、この期間の平均年収が500万円で85歳まで生きた場合、65歳~85歳の20年間に受け取れる年金受給額に2200万円の差が生まれることを説明しました。受給額は共働き世帯7520万円、専業主婦世帯5320万円です。

 しかし、そもそも専業主婦(第3号被保険者)は保険料を支払う必要がないため、保険料負担という意味においては、夫婦が会社員(第2号被保険者)である共働き世帯の方が大きくなります。また専業主婦世帯には、妻の収入が一定以下であることを条件に、夫が所得税を優遇される「配偶者控除」も適用されます。

 それでは、こうした負担面も考慮した場合、2つの世帯と年金の関係はどのようになるのでしょうか。どちらが“得”で、どちらが“損”という結論を導き出すことはできるのでしょうか。

 今回もファイナンシャルプランナー(FP)の中尾剛さんと考えていきます。

保険料は専業主婦世帯が約1800万円少ない

 まずは、共働きと専業主婦それぞれの世帯が支払う年金保険料から見ていきましょう。共働き世帯のモデルケースとして夫婦2人が40年間会社員で厚生年金に加入、この期間のそれぞれの平均年収は500万円とします。

 夫婦の毎月の保険料は各3万7439円、合計7万4878円で年間89万8536円、40年間だと合計3594万1440円を支払う計算になります。

 では専業主婦世帯はどうでしょうか。夫が会社員で40年間、厚生年金に加入、妻はこの期間ずっと専業主婦で、国民年金の加入者だったとします。40年間の夫の平均年収は500万円です。

 世帯としての毎月の保険料は夫の3万7439円のみで年間44万9268円、40年間だと合計1797万720円を支払う計算になります。

 つまり専業主婦世帯は共働き世帯に比べて、支払う保険料が半額の約1797万円で済むということです。

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最終更新:9/8(木) 18:18

オトナンサー

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