ここから本文です

究極のアンチエイジング物質「ALA」を効率よく作る睡眠術

@DIME 9/8(木) 12:10配信

◎すべての生命の根源といわれる「ALA」

 私たちの生命活動にとても重要な働きをするタンパク質。それが「ヘム」(heme)です。ヘムは酸素運搬(ヘモグロビン)、デトックス(P450)、シトクローム(電子伝達系)の原料として、また、男性ホルモン(テストステロン)合成に不可欠な物質なのです。

 今回は、そのヘムの原料であり、最強のアンチエイジング物質といえる「ALA」(アミノレブリン酸)についてお話しします。

 ALAとは天然のアミノ酸で、動植物すべての生命の根源といわれる物質です。人間においては毎日、ミトコンドリアの中で、「グリシン」と「サクニシルCoA」という物質から生成されます。

 このALAを原料としてヘムが作られます。これを「ヘム合成」といい、正常な細胞でのみ行なわれ、がん細胞では行なわれません。このメカニズムを応用して、最新医療では、ALAを用いてがんの検査(ALA-PDD)、治療(ALA-PDT)も始めています。

◎22~2時にぐっすり眠ることが重要

 では、どうしたらALAを効率よく作ることができるのでしょうか。実は、ALAが生成される時間帯は体内時計によって決まっています。ゴールデンタイムは、夜22時から夜中の2時の間です。何かに似ていると思いませんか? 何度かお話ししてきた免疫力アップに欠かせないホルモン「メラトニン」の分泌される時間帯と同じなのです。

「『親時計』は睡眠と光によって制御されているため、早起き、早寝、真っ暗にして寝ること、『子時計』は1日3食を、なるべく毎日決まった時間に食べること」で正常に働きます。

 男性ホルモンや筋肉量と同様、ALAの生成量も加齢による低下は免れません。だからこそ、夜12時に寝て朝7時には起きること。そして、食事は必ず3回摂ること。朝はバナナ1本かリンゴ1個でも構いません。会食続きでカロリー過多になった場合、翌週はカロリーリストリクション(腹八分目)を意識しましょう。

 こうしたバランスを重視した生活習慣でALAを効率的に生成し、正常細胞のミトコンドリアは元気になります。見た目が若々しく、疲れにくく、ぐっすり眠ることで、さらに免疫力を高め、弾力性のある皮膚、保湿力のある肌となります。糖尿病や動脈硬化、がんとは無縁の体を作ることもできます。

 体内でALAを最大限に作りだすライフスタイルこそ、究極のアンチエイジング。また、ALAをサプリメントとして摂取することも40代の働き盛りの皆さんにおすすめです。

文/齋藤真嗣医師

@DIME編集部

最終更新:9/8(木) 12:10

@DIME

記事提供社からのご案内(外部サイト)

@DIME

小学館

2017年1月号
11月16日発売

定価630円

ヒット商品&トレンド大予測!
ふるさと納税駆け込み攻略ガイド!
発表!小学館DIMEトレンド大賞
別冊 DIME創刊号付き

なぜ今? 首相主導の働き方改革