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ミランの中国人新オーナーから入閣要請も、マルディーニ氏「未来はそこにない」と拒否の構え

Football ZONE web 9/8(木) 17:20配信

ミランのレジェンドは、中国人オーナーの将来的な専横についても警句を発する

 ACミランのレジェンドで元イタリア代表DFパオロ・マルディーニ氏は、シルビオ・ベルルスコーニ会長が身売りした中国人オーナーから入閣要請を受けたとされ、かつての名門再建にバンディエラ復帰を待望する声がサポーターやメディアの中で高まっている。もっとも、マルディーニ氏はその可能性について「ない」と断言。チャイナ・ミランとの決別を語っている。中国人オーナーの将来的な専横についても警句を発していた。イタリア地元テレビ局「スカイ・イタリア」が報じている。

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 3年連続で欧州のカップ戦出場権を逃した暗黒時代のミランは、今まさに転換期を迎えている。ミランを欧州屈指の名門に育て上げた元イタリア首相の名物オーナー、ベルルスコーニ会長は買収30周年目にクラブを中国人グループに売却した。

 マルディーニ氏との確執が表面化していた強化責任者のアドリアーノ・ガリアーニ氏は、近年の補強失敗でサポーターからの信頼を完全に失っており、退任の可能性が浮上している。

 中国人オーナーは、マルディーニ氏をはじめ、ディミトリオ・アルベルティーニ氏、アンドレアス・コスタクルタ氏など、引退後にクラブと疎遠になっていたレジェンドたちの招聘を検討しているとレポートされた。

 「奇妙な感じだよ。ミランに来て、違う会長がいるなんて。会長交代を実感した」と語ったマルディーニ氏は、ミラン復帰の可能性を完全否定した。

「その話を聞くのは少々うんざりしている。すでに自分の人生を築いている。ミランには本当に何も存在しない。ミランに対する大きな愛は依然として存在する。私だけではなく、家族全体にだ。だが、私の未来はそこにない」

親子三代に渡るミランとの絆は存在するも…

 ミラン一筋のマルディーニ氏だが、父親の故チェザーレ氏は現役時代、そして監督としてもミランで活躍。息子のクリスティアンはミランの下部組織でプレーし、今季からイタリア3部のクラブに巣立った。親子三代に渡るマルディーニ家とミランの絆は存在するが、それでも改めてチャイナ・ミランとの決別を宣言している。

「国外のクラブを買収した人間には、そのクラブの歴史を見つめる義務がある。クラブの会長だけで決めてはいいものではないと、私は常に言っている。ミランには世界中に何百万人のサポーターがいる。彼らへの敬意が必要だ。サポーターの思いというものも考慮しなければいけない。ファンの愛情は国境を越える。ミラニスタは世界中にいるんだ。私もまた、サッカーファンの愛情と深く結びついていることを認めないといけない」

 マルディーニ氏はこう語った。ベルルスコーニ会長はシステムや選手起用に口を出す現場介入をライフワークとすることで有名だったが、私財を投じミランを世界的ブランドにするなど愛情の持ち主でもあった。バンディエラは、これからやってくる中国人オーナーの専横の可能性に警句を投げている。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

最終更新:9/8(木) 17:20

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