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iPhone 7の新機能で、音楽ファンが注目すべきポイントは? 聴取方法の選択肢が広がる可能性も

リアルサウンド 9/8(木) 19:03配信

 Appleが9月7日(現地時間)、新型スマートフォン「iPhone 7」「iPhone 7 Plus」を発表した。今回の新モデルでは、防水・防塵、カメラ性能向上、Felica対応などのアップデートに加え、イヤフォンジャックの廃止、ステレオスピーカーシステムの搭載という音楽ファンにとっても興味深いアップデートが行われた。

 デジタル音楽ジャーナリストのジェイ・コウガミ氏は、iPhone 7の機能のなかで、音楽ファンが注目すべき最大のポイントは、イヤフォンジャックの廃止だと語る。

「今まで当たり前にあったものがなくなるということは、テクノロジーとしても画期的なこと。iPhoneに関していえば現在、ほとんどがAppleのテクノロジーによって作られたものとなってきていたが、イヤフォンジャックはApple以外の規格だった。彼らとしては、自分たちで完全な自作のスマホを作りたいという大きな目標がロードマップ上にあるはず。それにむけたひとつのデザインの改良といえるでしょう」

 音楽を視聴するプレーヤーはこれまでさまざまな変化を遂げてきたが、イヤフォンジャックは統一規格として長年用いられてきた。しかし、iPhone 7では、主に充電などで活用していたLightningと呼ばれるApple規格の端子を、イヤホンにも用いることになる。

「イヤフォンジャックがなくなることで、音楽を聴く際はLightningを使った視聴、ワイヤレスの視聴の2種類の方法を選ぶかたちになる。ワイヤレスで接続する製品はBeats、米AmazonのEcho、SONOSなど、これまでも市場に出回っていますが、それらを知っているのは一部。オーディオ好きや、こだわりのオーディオブランドを持っている人が中心です。これを機に一般ユーザーがそういった機器に興味を持つきっかけにもなるでしょう。また、通常の選択肢にワイヤレスが増えることで、『iPhoneはケーブルを挿して聴くもの』という概念がなくなり、今後聴き方に対する意識の変化が起こるのでは」

 イヤフォンジャックの廃止により、聴取方法の選択肢が増え、音楽を聴くことへの興味が高まるきっかけになれば、とコウガミ氏は期待を寄せる。

「今までホームエンターテインメントにあまり積極的ではなかったAppleが、iPhoneを使って家で音を鳴らして聴くということも視野に入れていくかもしれません。iPhone端末へのステレオスピーカーシステムの搭載もその流れのなかにあるものでは。スマホで音を鳴らす生活が浸透してくれば、次はスピーカーで、次は外で…と音楽を聴くスタイル、シーンも増えていくでしょう」

 最後に、Appleが目指す音楽との関わり方について、コウガミ氏はこう付け加えた。

「『人と音楽を共有する』ということは、Appleのやりたいこととしてひとつカギとなる。『Apple Music festival』での取り組みのように、同じ音楽を同時間に多数の人々と楽しむことに彼らは興味があるのです。イヤフォンジャックの廃止は、そういったAppleが目指す音楽の理想像が、ひとつシンボリックに反映されたかたちかもしれません」

 そのほかにも、カメラ性能の向上は、画像や映像を自作する際「iPhoneで作る」という選択肢を増やし、Apple Payの搭載は、イベント会場での電子決済導入を促進する可能性を生む。音楽ファンにとって、新たな選択肢と可能性が多く見出される発表となった。

久蔵千恵

最終更新:9/8(木) 19:03

リアルサウンド

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