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旅人マリーシャの世界一周紀行:第116回「鎖国、無神国家、巨乳の女性キャスター…ヨーロッパ“最後の秘境”へ」

週プレNEWS 9/8(木) 15:00配信

さて、先週に引き続き「実はこんなトコにも行ってました」編をお送りしたいと思います!

【写真】ミステリアスなアルバニア

コソボからそのまま北上すれば、地図上ではすぐセルビアなんだけれども、このルートの国境越えは複雑だという。その理由は「セルビアはコソボの独立を認めていない」から。

過去にはパスポートにコソボのスタンプがあるとセルビアで入国拒否されたり、コソボのスタンプの上に無効スタンプを押されたりした旅人も存在する。このリスクを回避するには、第三国からセルビアに入国をするのが良いということで、ひとまず迂回コースを選ぶことにした。

■「ヨーロッパ最後の秘境」といわれるアルバニア

一度、旧ユーゴスラビア圏を出て、やってきたのはアルバニアの首都ティラナ。双頭の鷲が描かれた独特な国旗を背負うこの国は、とにかくミステリアスだった。

1978年~1990年代のわりと最近まで「鎖国」を行なっていたらしいけど、鎖国中には世界初の「無神国家」を宣言したり、鎖国が解除されると金融に関する知識がない国民たちがこぞって「ネズミ講」にひっかかり、国家自体も破綻する…というとんでもない歴史を持っている。





そして、街に入ると不思議な光景を目にしました。現在では国の70%がイスラム教徒だということで、街の中心にはイスラム教のモスク(礼拝堂)があるのだけど、その奥に見えるのは…大きなビールのポスターがドーン!!

え! お酒OK? このコラボ、ありなの?!

イスラム教といえば、飲酒や豚肉、ギャンブルなんかもタブーとされているはずなのに、現地の人々はレストランでは昼からワインを飲んでご機嫌だし、カジノもいっぱい。そして、ひと目でイスラム教徒とわかる、ヒジャブスカーフを巻いている女性は全く見かけなかった。

無神論の時代があったからか、他のイスラム諸国とは異なり、かなり世俗的なようです。





アルバニアの不思議は留まることを知らず、最近はこんな仰天ニュースまで。

それは、巨乳の女性キャスターが裸にジャケットをはおっただけの谷間丸出しで出演するニュース番組! なんでも、ローカルテレビ局が視聴率獲得を狙ったらしいけど、ニュース番組でそんなのアリ?

Youtubeで見たら、結構マジメにニュースを読んでるからビックリ。もっとおふざけかと思ったら、ちゃんとニュース番組として機能している様子。でも目は胸元を追っちゃうけどね。

その女性キャスターは、米『プレイボーイ』とヌード撮影契約をして解雇されたというが、後任の女性キャスターはさらに露出度を上げているそう。イスラム教徒が大半の国でこの露出は本当に驚きです。



そんな謎めいたアルバニアですが、街中はオシャレなカフェや洋服屋に混じってキノコやポットのオブジェなど所々にメルヘンチックなものを見かけた。

そして、私の前に突如と現れたのは“白雪姫と七人の小人”が描かれたゲートーー遊園地だろうか?

入場券を買うようなところもなく、恐る恐る足を踏み入れてみると、誰もいないシーンとした園内。公園のような敷地にはいくつかの乗り物が放置されていた。ダンボやバックスバニー、とっとこハム太郎などに似たキャラクターの乗り物や、バレリーナと書かれた顔面蒼白の巨大女性像が中心にある謎の乗り物…。





花壇には顔面が土色に塗られた、肝臓の悪そうな七人の小人のオブジェ。コ、コワイ…。

私は逃げるようにツッコミどころ満載の遊園地を後にした。

こんなふうに、何かと奇想天外だったアルバニア。本当に不思議の国に迷いこんだような気分でした。




■「アドリア海の秘宝」といわれるモンテネグロのコトル

お次にやってきたのは、アルバニアの北に位置する長野県ほどの面積の小国・モンテネグロ。アルバニアがキテレツすぎて、やっと現実に戻ってきた気分。

…と思ったのも束の間で、ここもまた違った意味で物語の中のようだった。城壁に囲まれた旧市街は、中世の街並みが残る石造りの美しい街。宿もこの中にあるため、細い迷路のような道をジグザグ進んでゆく。

その感覚は『ドラクエ』実写版という感じで、私は勇者のような気持ちで宿を目指した。荷物を置いたらここでやることはひとつ。城壁を昇ること。





山沿いに作られた階段を昇っていくと「ハァハァ」。結構キツイ。山登りは本当に苦手~。だけど登り切った時の景色は絶景。

オレンジ色の屋根がビッシリと詰まった小さな旧市街が一望できて、その向こうには青緑に輝くアドリア海が広がる。ウットリ~。



でも、この景色どこかに似てませんか? そう、コトルから車で2時間のところにあるクロアチアのドゥブロヴニク。『魔女の宅急便』や『紅の豚』のモデル地といわれるオレンジ屋根の景色ですが、そっくり。

正直、ヨーロッパはこの手の景色がほんと多いな~なんて思うけど、ここはその中でも額に納まった絵画みたいでとってもいい感じ!

ちなみに、ドブロブニクの城壁巡りは有料だったけど、こっちはタダ。穴場かも。



【This week’s BLUE】
アルバニアの公園には自転車を修理するための公共の工具がぶらさがっていた。これ便利だね。


●旅人マリーシャ
平川真梨子。9月8日生まれ。東京出身。レースクイーンやダンサーなどの経験を経て、SサイズモデルとしてTVやwebなどで活動中。バックパックを背負 う小さな世界旅行者。オフィシャルブログもチェック!  Twitter【marysha98】 instagram【marysha9898】

最終更新:9/8(木) 15:00

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