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9月IPOの串カツ田中は「伝家の宝刀」を狙い撃つべし! 

会社四季報オンライン 9月8日(木)15時41分配信

 2016年、ここまで46社がIPOした。初値と公開価格を比較したパフォーマンスは、36勝9敗1分で勝率は78%、初値騰落率は46銘柄の平均で67%となっている。前回のコラムでも述べたように、アベノミクスが始まった13年以降の年と比べると、勝率、初値騰落率ともに徐々に低下傾向にある。

 年初から9月末までに上場する銘柄数は、すでに上場承認を受けたものを含めて56社となっている。昨年は62社であったことからすると、16年通年のIPOは昨年を若干下回って80社台に落ち着くことになりそうだ。

 9月のIPOは11社が予定されており、すでに上場した1社を除くと、10社がこの後上場してくる。秋になり食欲が回復してくる季節でもあり、その中から庶民的なB級グルメでもある串カツ田中 <3547> を取り上げてみよう。

 串カツ田中は9月14日に東証マザーズに上場する予定で、公開株数はオーバーアロットメントを含めて最大で41万6800株(単元:100株)となっている。公開価格3900円で計算すると、調達額は15億円と東証マザーズとしては平均的な小型のIPOとなる。他のマザーズ銘柄と同じようにプラチナカードで公募・売出し株を取得するのは至難の業となりそうだが、セカンダリーでのパフォーマンスに妙味がありそうだ。

■ 配当なしが好都合

 私が串カツ田中を取り上げたいと考えたポイントは三つある。

 1.飲食業としての割安感
2.同日に3社上場
3. 配当なし

 まず、飲食系企業のバリュエーションを見る時はPER(株価収益率)だけで判断すべきではないと前置きしておこう。今16年11月期の会社予想のEPS(一株利益)は、195円となっている。11月決算で期末までに残された時間はわずか3カ月ということを考えれば、会社発表の業績予想達成の確度は相当高いと言える。

 公開価格3900円は、会社予想ベースの利益基準でちょうどPER20倍(3900円÷195円)となる。PER20倍と言えば、やや割高感を感じるかもしれない。が、飲食企業には株価を後押しする材料となる秘策があることを忘れてはいけない。それは、配当や株主優待という「伝家の宝刀」だ。

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最終更新:9月15日(木)15時26分

会社四季報オンライン

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