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錦織圭がマリーに劇勝。「もう勝てない相手はいない」ことを証明

webスポルティーバ 9/9(金) 11:42配信

―― 錦織圭がフォアハンドストロークを逆クロスへ力強く打ち放ち、果敢にネットへ向かう。アンディー・マリーの球威に圧されながらクロスへ打ち返したバックハンドのパッシングショットはネットに掛かった。錦織はマイケル・チャンコーチらがいる選手関係者席のほうへ振り返り、表情を崩さず、つぶらな瞳を見開いたまま右手で勝利のガッツポーズをつくった。

【写真】リオ五輪での卓球・水谷隼のメダル獲得に大きな刺激を受けたという錦織

 US(全米)オープンテニス準々決勝で、第6シードの錦織(ATPランキング7位、8月29日付け、以下同)は、第2シードのアンディ・マリー(2位、イギリス)を、1-6、6-4、4-6、6-1、7-5で破って、2年ぶり2度目の準決勝に進出した。

 錦織のフルタイムツアーコーチであるダンテ・ボッティーニは、「アメージング! アメージング! この勝利は、圭にとって非常に重要なものです。素晴らしいテニスをしましたね。僕もとても嬉しいです」と顔をほころばせた。

 錦織の立ち上がりは決して悪くなかったが、第1セット第4ゲームで錦織がサービスブレークを許してからミスが目立つようになった。

「出だしはあまりよくなかったですね。かなりアンフォースドエラーが出てしまった。自然と焦ってしまったのか、ちょっとしたミスがすごく多かった」と錦織は振り返った。

 第2セット第7ゲーム40-30の場面で、降雨によって約20分の中断があり、センターコートの屋根が閉められた。錦織にとっては中断中にコーチたちと話す機会ができ、恵みの雨となった。

「屋根が閉まってから、圭はよりポイントをコントロールしてきた。リターンが少しずつよくなり始めて、僕より少しベースラインの近くでプレーして、ボールを打ってきたので、より走らされた」(マリー)

 リズムを取り戻し始めた錦織がベースライン付近からストロークを打ち、特にフォアハンドストロークで主導権を握ると、マリーはベースライン後方2~3mに下がらされ守勢に回った。こうしてネット近くにできたスペースに、錦織はタイミングよくドロップショットを放ち、マリーを前後に揺さぶった。

「ミスがなくなってきて、セカンド(セット)を取って、ちょっとずつよくなり始めてから、かなり自信をもってプレーをした。3セット目を落としても、いつかチャンスはまた来ると思ってプレーはしていたので、2、3セット目ぐらいからかなり自分を信じてプレーできていました」(錦織)

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最終更新:9/9(金) 14:01

webスポルティーバ

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