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農業技術で世界を変えるモンサント―本当の姿は?・上 --- GEPR

アゴラ 9/9(金) 8:10配信

食糧不足は農業技術で解決できるのか?

「世界の食糧が足りなくなるのではないか」

世界各地からの報道で、飢餓を伝える報道や人口の急増、気候変動による農業の生産への悪影響が伝えられている。多くの人が不安を抱いているだろう。

この問題をめぐり、農業の技術、サービスを提供する米国のモンサント・カンパニーは、食糧生産についてユニークな宣言をしている。

“「2030年までにトウモロコシ、ダイズ、ワタなどの主要作物の単位面積当たり収量を、2000年の2倍に伸ばしつつ、作物栽培に必要な資源(水、土地、肥料など)を3分の1削減する」
「2021年までに、カーボン・ニュートラルな(温室効果ガスを増加させない)作物の生産システムを実現する」”

これらの目標を同社の持つ技術によって実現するという。もしそうなれば世界の食糧事情はよい方向に変わる。ところが、同社と、同社が1996年に世界で初めて大規模に売り出して広がった遺伝子組み換え作物を批判する情報がインターネットなどを通じて大量に流れている。

本当のモンサントの姿はどうなのか。今年8月に筆者は米国穀物協会の取材ツアーに参加した。そしてミズーリ州にある本社を見学し、幹部らと懇談する機会を得た。

印象を述べると、同社の雰囲気はフレンドリーで、幹部らは自分たちの仕事を通じて社会に貢献したいと願う、健全な考えを持つ人たちだった。そして同社の技術は素晴らしいものが多く、それらによって世界の農業を良い方向に変える希望を抱かせるものだった。

生産、収益の伸び悩む日本の農業では、その改革が叫ばれている。そこにモンサントの持つ技術を導入すれば必ず日本の農業の生産性は向上し、農家の収益の向上や消費者の利益につながるはずだ。

私は、見聞したモンサントの姿と、世間に流布する悪いイメージの格差にとまどった。この訪問記では、モンサントの現状を紹介し、日本の農業に役立つ技術情報を伝えたい。

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最終更新:9/9(金) 8:10

アゴラ

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