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蓮舫氏は「二重国籍」より嘘が問題 --- 池田 信夫

アゴラ 9/9(金) 13:10配信

やっと朝日新聞(http://digital.asahi.com/articles/ASJ975FTQJ97UTFK00D.html)が蓮舫問題を取り上げた。「蓮舫氏への批判が広がったのは、元通産官僚の大学院教授の指摘を、ネットの言論サイト『アゴラ』が取り上げ、夕刊フジが報道したのがきっかけ」という書き方はネットや夕刊紙をバカにしているのではないか。八幡さんの名前は、どこにも出てこない。

ここでも「二重国籍」は大した問題ではないというトーンだが、これまで書いたように二重国籍は違法だが犯罪ではない。それより問題は、東洋経済オンライン(http://toyokeizai.net/articles/-/135075)が指摘しているように嘘を重ねている蓮舫氏に代表の資格はないということだ。先週の月曜にアゴラと夕刊フジに掲載する前に蓮舫事務所に事実を確認したが、今に至るも正式の回答がない。

その後もこの問題にまったく言及しなかったが、先週の土曜の「ウェークアップ」で辛坊治郎氏に質問されて「私は生まれたときから日本人です」という一方で「籍抜いてます。高校3年の18歳で日本人を選びましたので」という矛盾した答をしている(https://youtu.be/BvaSboSjhI4)。

この「生まれたときから日本人」は嘘である。その後、産経新聞(http://www.sankei.com/politics/news/160907/plt1609070014-n1.html)の質問に対して「生まれ育った日本で、ずっと日本人でありたいという思いで強く言ったが、法律的には昭和60年から日本人だ」と答えているが、「生まれたときから日本人です」というのは経歴の陳述で「日本人でありたい」という願望ではない。

「18歳で籍を抜いた」という話も、嘘である疑いが強い。正確には17歳のとき彼女は日本国籍を取得したが、台湾の国籍法では20歳にならないと国籍を喪失できない。未成年の子供に代わって父親が手続きできるのは一緒に帰化するときだけだが、父親は帰化していない。

このため今週の火曜に事務所スタッフが台湾の駐日代表処に行き、「改めて国籍放棄した」と発表したが、これはおかしい。国籍の喪失はすぐ確認できるはずなので、このときは国籍が存在していたものと思われる。

つまり30年以上にわたって、彼女は二重国籍だったわけだ。これについては菅官房長官が「22歳に達するまでにどちらかの国籍を選択する必要があり、選択しない場合は日本の国籍を失うことがある」とコメントしている。

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最終更新:9/9(金) 13:10

アゴラ

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