ここから本文です

「乱高下する」ファミマ狂騒曲…突然の株価暴騰直後に暴落のジェットコースター状態

Business Journal 9/9(金) 6:04配信

 ファミリーマートの株価は8月3日、大幅高となった。一時、制限値幅の上限(ストップ高水準)である前日比1000円(16%)高の7380円にまで上昇した。

 その後も買いの勢いは止まらなかった。8月12日、株価は一時、前週末の10日終値比500円(6%)高の7930円まで買われた。連日、2000年2月以来、16年半ぶりの高値を付けた。

 さらに8月24日には8240円まで買い進まれた。そして8月26日にも8240円をつけ高値顔合わせ。終値は7800円(110円安)で安値は7660円。高値と安値の値幅は580円。

 日本経済新聞が8月2日、日経平均株価の構成銘柄にファミマ株の採用を発表したことが、株価高騰の引き金になった。日経平均の構成銘柄であるユニーグループホールディングス(GHD)が9月1日にファミマと経営統合したため、存続会社となったファミマ株を採用したわけだ。

 ファミマの株価水準はユニーGHDの約7倍である。日経平均に連動する上場投資信託(ETF)などの買いが予想されるため、短期筋の買い物が集まった。ファミマとユニーGHDの経営統合がもたらした“異変”である。

 指数採用に伴う買い需要は1934.5万株と推計されている。7月のファミマの月間売買高(1398万株)を大きく上回る規模だ。時価総額の2割に相当するという。市場では、ここ数年で最高レベルの仮需要のインパクトといわれた。

 株価が急騰するファミマの株価収益率(PER)は一時、33倍に達した。セブン&アイ・ホールディングス、ローソンはPER 22倍前後なので、1.5倍相当だ。

●日経電子版は統合後の株価下落を大胆に予測

 8月18日付日経新聞電子版は「需給イベント通過後、ファミリーマート株の割高感は解消に向かうはずだ。大幅な下落は避けられないだろう。同業他社並みのPER水準で下げ止まるならまだ、ましなのかもしれない」と言い切った。日経新聞がここまではっきりと「株価は割高、大幅に下落」と断定するのは珍しい。経営統合後のファミマの株価に注目が集まる。

 日経新聞がファミマの株価下落を予想したにもかかわらず、8月24日に8240円の年初来の高値をつけた。それだけ買いの仮需要が大きかったということだろう。

 ファミマは9月1日付でユニーGHDと経営統合した。統合に先立ち、8月29日から指数採用銘柄になり、ETFや投資信託は8月26日からファミマ株を組み入れた。

1/2ページ

最終更新:9/9(金) 6:04

Business Journal

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

北朝鮮からの脱出
北朝鮮での幼少時代、『ここは地球上最高の国』と信じていたイ・ヒョンソだったが、90年代の大飢饉に接してその考えに疑問を抱き始める。14歳で脱北、その後中国で素性を隠しながらの生活が始まる。 これは、必死で毎日を生き延びてきた彼女の悲惨な日々とその先に見えた希望の物語。そして、北朝鮮から遠く離れても、なお常に危険に脅かされ続ける同朋達への力強いメッセージが込められている。