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日本以上?タイのコメ文化はこんなに多様だった

JBpress 9/9(金) 6:10配信

 世界三大スープの1つである「トムヤムクン」に代表されるタイ料理は、エスニック料理として日本でも人気を博している。ココナッツミルクを使った「グリーンカレー」や、鶏肉のひき肉をバジルとともに炒め、目玉焼きを乗せて白米と一緒に食す「ガパオライス」など筆者も大好きだ。

ココナッツミルクがたっぷりかかったカオニャオマムアン(写真)

 しかし、日本で食べられるタイ料理は日本風にアレンジされているのがほとんど。そこでバンコクから、本場タイ料理のあまり知られていない魅力を通し、国際化が進むタイの現在の食事事情を現地からお届けしたい。

■ 米は日本よりはるかに多様

 日本のレストランや食堂で「ライス」と頼めば出てくるのは日本米だ。しかしタイではちょっと事情が異なる。「タイ米にしますか。それとも、もち米にしますか」と聞いてくる店がある。

 世界でも有数の米生産国であり消費国でもあるタイでは、年間の平均気温28℃という高い温度を利用して、1年を通して多様なお米が栽培されている。タイのお米といえば「細長くてぼそぼそしている」という印象を持つ人も多いだろうが、現地で食べられているお米は多くが「もち米」だ。日本で「もち米」といえば、祝いの席で食べられる「赤飯」などが思い浮かぶ。しかし、タイではもち米は日常の主食として食べられている。

 円筒状の網カゴに盛られた炊きたてのもち米は、文字通り「もちもち」とした食感で、タイ料理の旨味を余すところなく包んでくれるのでタイ料理にぴったりだ。

 他にも、炊き上げると芳しい香りを放つタイ米の中でも最高品種の「ジャスミンライス」は、香りだけでも食欲がそそられるが、スパイスがふんだんに使われたタイ料理と一緒に口に含むと奥行きを持った味わいを感じられる。日本ではあまり見かけない「赤米」や「黒米」なども栽培されている。スーパーに行けば多種多様な米が手軽な値段で買える。

 主食以外にも、もち米をココナッツミルクで炊き上げ、マンゴーと共に食す「カオニャオマムアン」は古くから老若男女を問わずタイで食べられられている軽食で、冷やして食べるとマンゴーの新たな美味しさを感じ取ることができる。屋台やレストラン、スーパーでも売られているタイを代表する食べ物だ。

■ 麺の基本もお米、茹でずに湯通しで食べる

 タイの人は麺類が大好きだ。タイ米の生産量を誇るタイでは、麺も米を原料とした米粉から作られているのだ。

 麺の種類は豊富で、細い順に「センミー」「センレック」「センヤイ」と呼ばれ、店で麺類を頼んだときに選ぶことができる。

 スーパーでも手軽に手に入るので、試しに玄米のセンミーを買ってみた。

 見た目は茹でる前の素麺にも似ているが、調理法がまったく異なる。このセンミーは茹でずにお湯に浸して柔らかくするのだ。もし熱湯で茹でると、茹でている間に麺がぶつぶつと切れてしまう。湯に浸して好みの硬さになったところで湯を切り、スープをかけたり炒めたりして食べる。

 肝心の味のほうは、非常にシンプルで無味に近い。日本の蕎麦のように粉の香りがするということはなく、どんなスープにも合わせやすい印象だ。食感は、どちらかというとコシは弱く、口の中でパラパラと切れる感じだ。

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最終更新:9/12(月) 11:20

JBpress

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