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シニアライフ充実へ毎月13万円をどうやって増やしますか? 

会社四季報オンライン 9/9(金) 21:16配信

 お盆も終わり、早いもので9月になりました。9月相場は「秋の彼岸底」とも呼ばれるように、株価の下がりやすい傾向があるようです。

 そんな市場を盛り上げようと東京都内では連日、個人投資家を対象にしたセミナーが盛んに行われています。私も先日、国内最大規模の投資セミナーに足を運んだところ、ある変化に気がつきました。

 ブース出展などをしている企業が自社の業務内容や業績などを説明する際、以前に比べて投資初心者にもわかりやすく言葉をかみ砕くなど、ターゲットの裾野を広げようとしている印象を受けました。日本取引所グループ <8697> は「JPXアカデミー」と書かれたチラシを配布し、投資経験のない人に向けて特別講座の案内を呼びかけていました。

 初心者を取り込もうとする背景には、年金制度の改正で来年1月から「個人型確定拠出年金(DC)」の加入対象者が広がることがあるとみられます。「個人型確定拠出年金」とは、毎月決まった掛け金を積み立てて自分で金融商品を選び運用するもので、60歳以降に受け取る年金額が運用成果次第で変わるのが特徴。国から受け取るものとは異なる私的年金です。

 個人型DCの魅力としては掛け金が全額、税金計算の対象から除外されてその分、所得税や住民税が節税できることが挙げられます。DC加入はこれまで自営業者などに限られていたのですが、今回の制度改正に伴い、公務員や専業主婦、企業年金に入っている会社員などの加入も可能となります。

 ただ、すでに企業型DCを導入している企業では、個人型DCに切り替えると退職給付制度を見直す必要が生じるため、個人型導入の動きが広がるかは懐疑的です。

 それでも、野村総合研究所によれば、新たに加入の可能性がある対象者は約2000万人。関連する業界にとっては潜在顧客が一気に増えるわけですから、大きなビジネスチャンスです。楽天 <4755> グループのオンライン証券、楽天証券は9月下旬から運用管理機関としてDCの取り扱いを開始すると発表。企業や官公庁の福利厚生業務の代行サービス大手のベネフィット・ワン <2412> 、ロボットが資産運用を助言する「ロボ・アドバイザー」のサービスを手掛けるベンチャー企業の「お金のデザイン」もそれぞれ個人型DC事業への参入を決めました。

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最終更新:9/13(火) 11:26

会社四季報オンライン

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