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チェコの誇る美しい世界遺産都市が かつてゴーストタウンと化した理由は

CREA WEB 2016/9/9(金) 12:01配信

Magnificent View #1074チェスキー・クルムロフ(チェコ)

 チェコで一番美しい街と言われているのが、チェスキー・クルムロフ。蛇行するヴルタヴァ川と豊かな緑に抱かれた街中には、16世紀から変わらない風景が息づいている。

 中心に聳えるのは、チェスキー・クルムロフ城。13世紀、この地方の有力貴族であったヴィートコヴィツ家によって築かれたものだ。

 街は手工業や交易で繁栄していたが、19世紀に入り産業革命の波が押し寄せると一変する。山の中にあったこの街は近代化に乗り遅れ、やがてゴーストタウンに。加えて、ナチスドイツの軍事基地が置かれ、多くの建築物が破壊されてしまった。

 すっかり荒廃し、「眠れる森の美女」とまで呼ばれたこの街が息を吹き返したのは、1989年に起きたビロード革命以降のこと。民主化により街の歴史的価値が認められたことから急速に復興が進み、1992年には街全体が世界遺産に登録された。

 現在は人気の観光地に。一時は見放されていたが、だからこそ、近代化の波に乗らず、今なお美しい中世の街並みを残しているとも言われている。

芹澤和美

最終更新:2016/9/9(金) 12:01

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