ここから本文です

ガンバ大阪、エンジン全開。逆転優勝への「燃料」は開眼した長沢駿

webスポルティーバ 9/10(土) 18:00配信

◆Jリーグセカンドステージ
逆転優勝を狙うキーマン(4)ガンバ大阪

「三冠を実現した2014年は、途中出場の選手がプラスアルファ以上の力を出して流れを変えてくれたり、キツい中でも走ってくれたりして、味方を助けてくれた。最近の試合では、そういう戦いができている」

ガンバ時代は「問題児」だったペドロ・ジュニオール

 これは、YBCルヴァンカップ準々決勝第2戦(9月4日)、6-3で勝利したサンフレッチェ広島との戦いを終えた直後のDF丹羽大輝の言葉だ。ガンバ大阪がJリーグセカンドステージで逆転優勝を狙うカギは、まさにそこにある。

 つまり、簡単に言うと”層の厚さ”を生かした戦いだ。

 三冠を達成した2014年も、そして、タイトル獲得は天皇杯だけだったものの、リーグ、カップ戦とすべての戦いで優勝争いを繰り広げた昨年も、途中交代でピッチに立った選手が、まさしく冒頭の丹羽の言葉にあるような活躍を見せ、勝利を引き寄せてきた。

 例えば、2014年ならFWリンスやFW佐藤晃大(現徳島ヴォルティス)、MF倉田秋らが、2015年ならFW長沢駿やMF大森晃太郎、MF井手口陽介らが奮闘。彼らが時には先発で、時には途中出場でピッチに立ち、停滞の感じられるチームに”変化”を与え続けた。

 今年は、誰か――。

 FW長沢をはじめ、MFアデミウソン、FW呉屋大翔、FWパトリックらがそうだ。なかでも、先発か途中出場かに関係なく、着実に”ゴール”という結果を残し続けている長沢には期待がかかる。

 もともとチームへの献身性という点において、長沢は仲間からの高い評価を得ている。そのうえで、足もとの器用さを生かして、時に前線で起点となり、時につなぎ役を果たすなど、一緒に前線を構成する選手のプレースタイルに応じて自身の役割を変えられる選手だ。もちろん、肝心のフィニッシュでも存在感を示し続けている。

 遡(さかのぼ)れば、今季のJ1ファーストステージでも、長沢はFW陣の中では誰よりも早く結果を出した。5月末にケガで戦列を離れてしまったが、セカンドステージ第4節のアビスパ福岡戦で復帰。その直後は思うようにいかない部分もありながら、第7節のサガン鳥栖戦でアディショナルタイムに劇的な決勝ゴールを挙げると、第8節のジュビロ磐田戦でも2試合連続となるゴールを決めてチームを3連勝に導いた。

 さらに、第10節の湘南ベルマーレ戦でも、相手に先制される苦しい展開の中、今季自身初の2ゴールを記録。逆転勝利の原動力となって、チームの連敗を阻止した。その勢いは衰えることなく、ホームで行なわれたYBCルヴァンカップ準々決勝の第2戦は、またしても相手に先制を許したが、再び長沢が2ゴール。試合をひっくり返して、6-3の勝利に大きく貢献した。

 そんな長沢に好調の理由を尋ねると、ニッコリ笑ってこう語った。

1/2ページ

最終更新:9/10(土) 18:00

webスポルティーバ

記事提供社からのご案内(外部サイト)

Sportiva

集英社

Sportivaムック
11月10日発売

定価 本体1,389円+税

フィギュアスケート特集
『羽生結弦 未来を創る人』
■羽生結弦 インタビュー、エッセイ
■羽生結弦 フォトギャラリー

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

北朝鮮からの脱出
北朝鮮での幼少時代、『ここは地球上最高の国』と信じていたイ・ヒョンソだったが、90年代の大飢饉に接してその考えに疑問を抱き始める。14歳で脱北、その後中国で素性を隠しながらの生活が始まる。 これは、必死で毎日を生き延びてきた彼女の悲惨な日々とその先に見えた希望の物語。そして、北朝鮮から遠く離れても、なお常に危険に脅かされ続ける同朋達への力強いメッセージが込められている。