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「ふるさとカレーグランプリ」の初代GPに選ばれた“足利マール牛カレー“って?

@DIME 9/10(土) 17:30配信

昨年末にオープンした、地方の魅力を体験できる浅草の商業施設「まるごとにっぽん」にて、3階「Event space おすすめふるさと」に出展している11市町村が参加し、各市町村が独自にレシピを開発したご当地カレーの味や独創性を競うイベント「まるごとにっぽん ふるさとカレーグランプリ」が開催された。

グランプリは事前に各ブロックに分けたトーナメント制で行われ、予選と決勝を合わせて5日間実施された。期間中、一般来場者にワンプレート500円の「カレーセット」を提供して試食の上お気に入りのカレーに投票し、最も投票数の多いご当地カレーをグランプリとして表彰。館内3階の「Cafe M/N」で期間限定メニューとして販売される。

◆初代グランプリは栃木県足利市の「足利マール牛カレー」

 3日間の予選で勝ち抜いた中から、見事初代カレーグランプリに輝いたのは、記者も一票を投じた栃木県足利市の「足利マール牛カレー」。特別賞には「大分の野菜畑ぶんごおおの まるごとピーマンカレー」、地域未来賞には「『豊穣の国・はりま』家島えびカレー」が選ばれた。期せずして記者が試食した3日目のカレーから3品が受賞。得した気分になったのは言うまでもない。

 「足利マール牛カレー」は下馬評も高かったため、グランプリが決定する前に関係者にインタビューを行なった。マール牛を育てている「長谷川農場」と「大麦工房ロア」と共同出資し、地元で採れた農作物を販売している「つちのか」の取締役・上武 裕さんとの一問一答は以下の通り。「つちのか」では今回受賞したカレーのレトルト版「足利マール牛ゴロゴロカレー」(税別以下同・741 円)も販売している(まるごとにっぽん館内でも販売)。

Q・マール牛とは?

A・長谷川農場では500頭近くの国産牛を飼育している。生まれたときの体重は50kgほどだが2年8か月後の出荷時は800kgにもなる。肉として出荷する3か月前ほどが一番大事な仕上げの時期で、大きくなるため動けなくなり食欲が落ちるので、その時期にマールと呼ばれるぶどうの搾りかすを使ったエサの甘い香りで食欲を促進させる。ぶどうの皮にはポリフェノールやビタミンが含まれ栄養価が高く、マールを大豆や大麦などの穀物の力を利用して発酵飼料を作りエサとして与えている。

 ぶどうの種の中に含まれるビタミンE が肉質や色味を良くし、甘みのあるおいしさが出るのがマール牛の特徴。国産牛は赤身がおいしいので、ビタミンEによってさらにおいしく仕上げて好評をいただいている。

Q・足利カレーの特徴は?

A・足利は二条大麦の産地だが、ほとんどビールの原料になるため一般にはあまり口に入らない。カレー粉には大麦を使用し特徴を出している。今の流行はスープカレーだが、足利カレーはとろみのあるカレー。最初は悩んだが、流行じゃなくても肉もたくさん入った、がっちりとしたカレーで行くことにした。

具材は肉だけで、トッピングとして長谷川農場で作ったアスパラをアクセントにしている。足利はショウガの産地でもあるので、紅ショウガを隠し味に使っている。アスパラは“肥料食い”と言われるほど肥料が必要だが、長谷川農場から出た牛のふんの堆肥を使っている。

長谷川農場の堆肥は良質で農家から引っ張りだこだが、その堆肥をふんだんに使って作り上げた。

 牛の飼料になるマールはワインを作るときに出た搾りかす、大麦は粒が小さいなどの規格外で出荷できないものを利用、アスパラの食べられない部分は牛のエサに使われている。循環型の生産方法で作った素材を使用した環境にも優しいカレー。

Q・グランプリ優勝への勝算はあるか?

A・見た目は地味なので不安だったが、他のカレーはお皿に盛って出したときは印象深いけれど、グランプリでは小さい器に盛っているので、見た目のインパクトはあまり左右されないように思える。肉の脂のうまみなど味の中身で勝負できるので、もしかしたら行けるのかなと。

◆「まるごとにっぽん」で買えるご当地カレー

「まるごとにっぽん」館内では、3階の「Event space おすすめふるさと」で、今回優勝した「足利マール牛ゴロゴロカレー」、決勝進出した「柳川黄金カレー」(1000円)、「そばカレー」(556円)などエントリーしたご当地カレーの一部商品が購入できる。同スペースにはその他の市町村の個性豊かなご当地カレーもあり、カレー好きならぜひチェックしたい。

文/阿部 純子

@DIME編集部

最終更新:9/10(土) 17:30

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