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ウェストハム監督が新加入の伊代表“カエルダンスFW”に非情指令! 「PKは蹴らせない」

Football ZONE web 9/10(土) 18:21配信

EUROで珍PK失敗のザザ ビリッチ監督へ現地記者が意地悪な質問

 今夏行われた欧州選手権(EURO)で、“カエルダンスPK失敗男”として不名誉な異名を頂戴してしまったイタリア代表FWシモーネ・ザザだが、新天地ウェストハムでもその失敗を蒸し返された挙句、監督からは「PKキッカーは別の選手」とPKを蹴らせないことを明言されてしまった模様だ。米スポーツ専門テレビ局「ESPN」が報じている。

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 ザザは今大会のEUROで「事実上の決勝戦」と言われた準々決勝ドイツ戦で、PKのスペシャリストとして1-1の延長後半終了間際に投入され、2番手のキッカーを務めた。そこでザザは、ドイツ代表GKマヌエル・ノイアー(バイエルン・ミュンヘン)が動き出すのをギリギリまで待とうと、助走で小細工を弄した。

 ガニ股で細かいステップをちょこちょこと刻む不思議な“カエルダンス”でノイアーが先に動くのを待ったが、世界最高の守護神は全く動じない。これにザザは諦めたのか、突如思い切り左足を振り抜いたが、シュートは枠を大きく外れてしまった。同じく“予告ループ”をしながら当たり損ねのシュートをノイアーにはじかれたFWグラツィアーノ・ペッレとともに、同大会史上に残る珍プレーの主役となってしまった。

 ザザは同大会直後に「難しいことになるだろうね。でも、乗り越えるよ」と批判に立ち向かうことを明言し、今季ユベントスからウェストハムに期限付き移籍を果たした。出直しのシーズンとなるが、口さがない現地メディアはスラベン・ビリッチ監督に向けてこのミスについての質問をぶつけた。

CFとしての資質を絶賛しフォロー

「彼がPKを蹴るかって? ない、ない。我々はすでにいいキッカーを持っているんだ。偉大なキッカーを、ね。我々はそんなに多くのPKをゲットできないし。もちろん、もっと欲しいけどね!」

 少々自虐的なユーモアを含めた指揮官の答えは、ザザにとってあまりにも無情だった。ウェストハムは長年同クラブに所属するMFマーク・ノーブルがPKキッカーを務めており、指揮官はいぶし銀の献身性とともに確かなキック精度に信頼を置いているようだ。そのため、ザザのキッカー案を完全否定。それでもビリッチ監督は、こうフォローもしている。

「ザザは数週間にわたって我々とトレーニングしてきた。トレーニングで見せているものをスタジアムのピッチで発揮しなければならない。センターフォワードとしての資質をすべて持っていて、うまくいけば彼は我々のチームに順応するだろう。恐れることはない。遅かれ早かれスタメンで出たいだろうし、準備はできている」

 求められるのはPKのリベンジよりも、1つでも多くのゴール量産――。それこそが“カエルダンスPK男”にとっての、汚名返上になるのは確かである。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

最終更新:9/10(土) 18:21

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