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闘莉王復帰効果! 名古屋が新潟戦でリーグ戦19試合ぶりに勝利し逆転残留に望み

Football ZONE web 9/10(土) 20:58配信

前半29分、CKの流れから間接的にゴールに関与

 名古屋グランパスの元日本代表DF田中マルスク闘莉王が10日の敵地アルビレックス新潟戦で電撃復帰後、初先発を果たした。

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 Jリーグ発足時の「オリジナル10」と呼ばれる名門の一角が、リーグ戦18試合勝ち星なしでJ2降格の危機に際し、闘将はボスコ・ジュロブスキー監督やクラブ幹部から復帰要請を受けた。

 復帰戦となった新潟戦では精度の高いサイドチェンジやロングボールを通し、前半29分に先制弾を“演出”した。MF田口泰士の右CKに闘莉王が飛び込む。相手の長身FW指宿洋史をブロックする形になり、闘将の目の前に入り込んだFW川又堅碁が値千金のゴールを決めた。間接的ながら、復帰したばかりの4番はゴールに関与しており、これもある意味で“闘莉王効果”だった。

 昨年はリーグ戦30試合で5得点と結果を残しながら、名古屋と契約満了になった。母国ブラジルのサンパウロ州の実家に戻っていた闘将だが、コンディションを維持しようと努力を続け、野菜中心の食生活で体重増加にも注意。さらに自身の経営する牧場で愛馬を操り、体幹と内転筋を鍛えた。そして、週2回ペースで地元のチームと試合を続けていたという。

前半36分にイエローカードを受ける場面も

 もっとも、新潟戦では試合勘の欠如も垣間見えた。前半36分、相手MFラファエル・シルバの突進をタックルで食い止め、イエローカードを受けた。後半は後方で攻撃を迎え撃つ時間が続き、時に6バックのような形で新潟の攻撃を阻止。その中心にいたのは、やはり闘莉王だった。

「生きるか、死ぬかだ」

 練習でも激しく周囲を鼓舞し、復活戦のピッチに立った闘将は、この日にかける思いをこう激白していた。2010年に浦和レッズから名古屋に移籍後、万年中位と揶揄されたチームにリーグ初優勝をもたらした。昨季終了後に大減俸オファーで契約延長に消極的だった闘莉王だが、崖っぷちの古巣に男気で復帰し、チームをリーグ戦19試合ぶりの勝利に導いた。

 勝利した名古屋は年間順位こそ降格圏16位のままだが、勝ち点を23に伸ばした。年間順位14位の新潟は名古屋に敗れて勝ち点27。残留に向けて、その差は4に縮まった。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

最終更新:9/10(土) 21:07

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