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【名古屋】魂の男・闘莉王が見せたJ1残留への“ラストピース”の可能性

SOCCER DIGEST Web 9月10日(土)22時58分配信

「(久々の試合で)不安もあって、初めてプロで試合に出るような感覚だった」。

[J1第2ステージ11節]新潟0-1名古屋/9月10日/デンカS
 
「僕は全力で、生きるか死ぬかのつもりでやる」
 
 Jリーグに電撃復帰を果たした田中マルクス闘莉王は、宣言通り、試合終了のホイッスルが鳴るまですべてをピッチに注いだ。

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 復帰戦でCBのスタメンに名を連ねると、持ち前のフィジカルと危機察知能力で守備陣を牽引。SBの裏をしっかりとケアしながら、サイドからのクロスやグラウンダーのパスをことごとく跳ね返した。守備力アップはもちろん、とりわけ目についたのはやはり類まれなリーダーシップだった。
 
 ボール支配率34パーセントと新潟に主導権を握られるなか、常にCBのコンビを組む竹内彬や左SBの古林将太、中盤のトライアングル(田口泰士、ハ・デソン、小川佳純)に声をかけ、ポジショニングを細かく指示。ラインコントロールの際に遅れた選手には、一切の妥協を許さず、鬼の形相で修正を求めた。そのピリっとした緊張感はスタンドまで届いてきたほどだ。

 終盤の86分には相手の強烈なミドルシュートが腹部を直撃。一度は苦しい表情を浮かべてうずくまったものの、すぐに立ち上がり、プレーが切れるまでゴールを死守した。
 
 名古屋は28分に川又堅碁が挙げた虎の子の1点を守り切り、5月の第1ステージ10節・横浜戦(3-1)以来となる待望の勝利を奪取。試合後にはサポーターから「闘莉王」コールが鳴り響いた。これ以上ない復帰戦となったが、実際は「こんなにドキドキしたのは久しぶり」だったという。
 
「もう必死ですよ。去年11月以来の試合だから、不安もあって、初めてプロで試合に出るような感覚でした。久しぶりに試合をして、生きている感じがしましたね。正直、よく勝ったと思います。神様がこの勝利を与えてくれた」
 
 ジュロヴスキー監督も「彼はリーダーシップを持って、我々の選手を導いてくれた。100パーセントの状態でなかったにしても、良いパーフォーマンスだったと思います」と賛辞の言葉を贈った。

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最終更新:10月1日(土)18時43分

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