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2016年秋登場!新型インプレッサはカタログ燃費以上に実用燃費を重視し向上させる!

clicccar 9/10(土) 0:31配信

2016年秋にフルモデルチェンジを予定している、スバルのエントリーモデル「インプレッサ」。そのプロトタイプをクローズドコースでじっくり乗ることができました。

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クローズドコースということで、100km/h以上の速度も試すことができましたが、新しいインプレッサ(プロトタイプ)は、Cセグメントとは思えないほど静粛性が高いことに驚かされました。それもそのはず、100km/h巡航時のエンジン回転数は2000rpmを大きく下回るほどで、リニアトロニックと呼ばれるスバルのチェーン式CVTからのメカノイズもかなり抑えられていたのです。

その秘密はリニアトロニックの進化にあります。



一見すると、従来モデルと代わり映えしないように見えるリニアトロニックですが、ケースから新設計で、なんと全体の8割が新造されているという力作です。

そのポイントは軽量化とレシオカバレッジ(変速比幅)の拡大という2つ。

まず軽量化については、トランスミッション全体で7.8kgも軽くなっています。新型エンジンに合わせてトルクコンバーターの小型化、フロントデフを2ピースの溶接タイプとしたこと、ケースの設計変更、シャフトの工夫などが軽量化の要因です。

そして、新型インプレッサのパフォーマンスに効果的なのがレシオカバレッジの拡大です。従来は6.28だったレシオカバレッジは、新型では7.03へと広がりました。同じCセグメントではDCTで6.3~6.4、ステップATで5.7~6.6くらいといいますから、ライバルを凌駕するレベルになったのです。

レシオカバレッジが広がると、ローギア側の加速性能も、ハイギア側の燃費性能も向上します。つまり、新型インプレッサはキビキビ走り、エコロジーなトランスミッションを手に入れたというわけです。



2つの向かい合ったプーリーによって無段変速を行なうCVTのレシオカバレッジを広げるには、基本的にはプーリーの軸距離を大きくする必要があります。しかし、スバルの縦置きCVTはスペースに制限があり、プーリー間の距離を伸ばすことは難しいのです。

そこで、新型インプレッサではプーリーをつなぐチェーンを見直しました。従来よりもショートピッチなチェーンを使うことで、小さな輪を作ることができ、同じプーリーでもレシオカバレッジを広げることができたのです。また、ショートピッチチェーンはノイズの低減にも効果的で、静粛性の向上にもつながるという一石二鳥のアイテムなのです。

エンジニア氏によれば、「今回のトランスミッション改良はJC08モード燃費においてはそれほど貢献しないかもしれない」といいます。では、なぜゆえに8割も新造するほどの改良をしたかといえば、ユーザーのため。「実際の燃費にはレシオカバレッジの拡大は効いてきます。今回、燃料タンクを5Lほど小さくしましたが、燃費性能の向上もあって実際に給油するスパンは従来同様となっています」と自信満々に教えてくれました。



(写真:前田惠介 文:山本晋也)

最終更新:9/10(土) 0:31

clicccar

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