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10月からパート主婦に106万円の壁「老後に備えろという国からのメッセージ」

週刊女性PRIME 9/11(日) 11:30配信

 会社員の妻がパートに出る際、気になるのがいわゆる「103万円の壁」と「130万円の壁」。表1(現行制度で働くAさん)を見ながら、どのようなものかおさらいしてみよう。

 まず、「103万円の壁」は、パート勤めで所得税がかからない年収のこと。103万円を超えると所得税がかかりはじめ、夫の配偶者控除も徐々に減らされて夫の所得税もアップしていく。社会保険労務士の北村庄吾さんによれば、

「特に、夫の会社から出る家族手当の基準が妻の年収103万円以下となっている場合は、要注意ですね」

 一方、「130万円の壁」は、年収130万円以上になると、社会保険料の負担が発生するというもの。勤務時間や日数が正社員の4分の3以上なら健康保険、国民年金保険の負担が発生し、そのぶん“働き損”となってしまう状況が生まれてしまう。年収130万円未満におさまるよう働いてきた女性も多いのでは? 

新たに登場する106万円の壁

 こうした働き損をなくし、女性にもっと活躍してもらおうということで社会保険制度が見直されることに。それが、今年10月から始まるパート労働者に対する社会保険の適用拡大だ。

 次の条件を満たす人は、パートタイマーであっても、厚生年金保険と健康保険に加入することになる。

・従業員501名以上の会社に勤務
・勤務時間は1週20時間以上
・月額賃金8万8000円以上
・1年以上雇われる見込み
 など。

 表1(大企業で働くBさん)のように、例えば、全国チェーンのスーパーなどで年収106万円以上働く人は、夫の扶養をはずれ、社会保険料の負担が発生。

 厚生年金保険料は会社が半分を負担するため、国民年金保険料のように一気に負担が増えることはないが、それでも106万円を少し超えたところでは働き損となる。これが「106万円の壁」というわけだ。

 表2のとおり、働き損を取り戻すには、月に約1万6000円ほど多めに稼がなくてはならない。

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最終更新:9/11(日) 11:30

週刊女性PRIME

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