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本田、ミラン加入後“最大の正念場”。代表にも影響する出場機会減も、まずは戦う姿勢を見せるのみ

フットボールチャンネル 9/11(日) 12:20配信

ミランは現地時間の11日にセリエA第3節ホーム・ウディネーゼ戦を迎える。開幕2試合出番がない本田圭佑は同試合でもベンチスタートと予想されている。ミラン加入後、最大の正念場を迎えている本田。状況打開に必要なものとは。(取材・文:神尾光臣【ミラノ】)

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指揮官にとってファーストチョイスはスソ

「本田圭佑はミランにとって重要な選手。今のところは私はスソを選択しているが、本田の持つプレーの特性は重要なものだ」

 10日、ウディネーゼ戦の前日会見に応じたミランのヴィンチェツォ・モンテッラ監督は、本田圭佑についてこうコメントしていた。その中で明言されたのは、4-3-3の右ウイングとしてスソをファーストチョイスに考えているということだ。

 このスペイン人を外す理由はない。プレシーズンからの調子をリーグ戦にも持ち込み、前節のナポリ戦では2ゴールに絡んだ。フィニッシュワークもさることながら、ナポリ戦では守備や組み立てにも献身的に奔走していた。代表招集も受けずチームに残って練習していたため、疲労を考慮して外す必要もない。

 ウディネーゼ戦では、エムバイエ・ニアンが出場停止となる左ウイングには、ジャコモ・ボナベントゥーラが一列前に上げられる模様だ。従って本田はこの試合でもベンチスタートが濃厚となっている。

日本代表での痛恨のミス

 しばらくは、控えの立場からチャンスをうかがうという境遇に変化はない。さらに移籍市場の終了間際には、チリ代表のマティアス・フェルナンデスという新たなライバルも加入してきた。モンテッラ監督がフィオレンティーナにいた時代に重用された選手で、スタメンを張るほどではなかったが、中盤はほぼすべてのポジションで使われた便利屋だ。

 フェルナンデスは今回の代表招集で肉離れを起こして帰ってきたので少なくとも2週間の戦線離脱が決まった。しかし、彼の存在により、本田は途中出場の機会も限定されることになるかもしれない。

 苦境は明らかだが、アピールしていくほかはない。ウディネーゼ戦で途中交代する場合、持ち味を示すことはできるのか。パターンとして考えられるのは、スソが疲労した際にそのまま右ウイング起用。またモンテッラ監督は4-4-2もテストしているというが、試合展開によっては先にトップの枚数を増やした上で右のサイドハーフに本田、というパターンもあるかもしれない。

 いずれにせよ、戦術理解やゴール前での結果という点で先行しているライバルに対し、どう自分の利点をアピールするのか。その意味でもアジア最終予選タイ戦で、浅野琢磨の左からの折り返しはきっちりと決めて帰って欲しかったが、過去を問うても始まらない。

 とにかく、攻守両面でしっかり球際に喰らい付き、戦術を意識して展開を動かすことができるかどうか。昨季一度ポジションから落ちた時でも、短い時間でそういった実直性を示したことが定位置奪回につながった。モンテッラとシニシャ・ミハイロビッチ前監督では評価のしどころは当然違うと思うが、まずは戦う姿勢を見せてもらいたいものだ。

(取材・文:神尾光臣【ミラノ】)

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最終更新:9/11(日) 13:15

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