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【川崎】珍ゴール⁉ “ダブル股抜きゴール”が生まれた背景を中村が解説

SOCCER DIGEST Web 9/11(日) 17:00配信

相手に前に立たれ、ダメだと思ったら…。

[J1第2ステージ11節]川崎3-1福岡/9月10日/等々力陸上競技場
 


「1点は1点ですよ(笑)」
 
 試合後、中村は笑いながら自身のゴールを振り返った。
 
 1点リードで迎えた47分、ペナルティエリア内で車屋からの横パスを走り込んで受けた中村は、福岡のダニルソンのチャージにも負けず右足でシュートを放つ。一度は相手GKに弾かれながらボールは、前に立ったダニルソンのもとへこぼれた。その時――。
 
「シュートを打ってキーパーが弾いて、ダニ(ダニルソン)が前にいたんですよ。すごく大きくてこれはダメだと思ったら、意外と相手の足が長くて(股の下から)ボールが見えたので、突いてみようかなと思ったら、入っていました。諦めない気持ちです。こういうこともあるんだなと。(60分の)3点目は素晴らしい崩しでしたが、あれも1点ですよ(笑)」
 
 シュートのこぼれ球をダニルソンにクリアされそうになったところを、股の下から狙い、GKの股の下も通る珍しい形でのゴールとなった。
 
 この日の中村はチームを勝利に導く大きな働きを見せた。29分には正確なCKで谷口のゴールをアシストすると、60分には大久保のゴールの起点にもなる。全ゴールに絡む出色の出来。前節の柏戦は5失点で、まさかの敗戦を喫しただけに、挽回への気持ちは強かったという。
 
「僕らは正直勝点3を積み上げるしかないと思っているので、もちろん内容を問われるところもありますが、まずは何より結果だと思う。レイソル戦はああいう試合をしてしまったので、取り戻さなくちゃいけないのは自分たちだし、そういう意味では流れを自分たちで作れたかなと思います。連敗はしちゃいけないと思っていました」
 

【川崎3-1福岡PHOTO】谷口、中村、大久保の3ゴールで川崎が首位を守る

ハリルホジッチ監督の発言は「モチベーションになる」。

 またワールドカップ・アジア最終予選のUAE戦で先発でA代表デビューを飾り、この日も後半ロスタイムまでプレーを続けた大島に関してはその体調を気遣う。
 
「良い意味でも悪い意味でもあいつは変わらない。プレーで語る部分が多いので。責任感はだいぶついてきたと思います。ただ彼の中で急速に世界が変わりつつあるので、状況を整理するのが精一杯なはず。最終予選でスタメンで出るというのはなかなかないので、プレッシャーに晒されながらやっているけど、それが若い選手を強くする。疲労は間違いなくあるはずだから、1月の(リオ五輪の)最終予選からやってきて、ここまで離脱していないのは立派だし、そういうタフさは大したもの。ただ少し休ませたほうが良いかなとも思います」
 
 一方で、ハリルホジッチ監督が最終予選のメンバー発表会見で、バックアップメンバーのひとりを、「川崎に所属する35歳の選手」と明かした点については、「今までは縁のないものだと思っていたので、その発言で自分の世界観、代表に対する関わり方はわずかだけど可能性が出てきた。0から何パーセントか分からないけど、関われる可能性は増えたのはモチベーションになる。でもここで良いプレーをすることは変わらない」と、晴れやかな表情で語る。
 
 今季のリーグ戦は残り6試合。今節で首位をキープした川崎と中村の戦いは続いていく。
 
取材・文:本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
 

最終更新:9/11(日) 17:00

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