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投資のプロが推薦する“AI関連株”――有望株の見極め方

HARBOR BUSINESS Online 9/11(日) 9:10配信

近頃、AIという言葉をやたらと目にするようになった。「人工知能」を意味する英語の略称だが、企業経営の判断にも活用される日が近く、資産運用の世界でも人智をはるかに超えた手腕を発揮することが期待されているという。果たして、本当にAIによる運用は万能なのか? 徹底検証してみたい

◆AIは投資のテーマとしても大いに注目!

 資産運用の世界においてAIは大きな変化をもたらす可能性を秘めているが、すぐに結果を出すのはまだ困難な模様。ならば、その関連株に投資し、分野の成長を待つことが最も賢いテだろう。

「AI運用だけに的を絞ると、オイシイ思いをするのは投信を販売している金融機関だけで、投資対象としてのウマみはまだない。ただし、AI関連全般に視界を広げれば、マーケットで大いに将来性を期待されている銘柄がいくつも存在しています」(SBI証券の株式アナリストで電子工学科出身の藤本誠之氏)

 さらに、投資家の西村剛氏にAI関連のオススメ銘柄を挙げてもらった。

「まずロゼッタ(マザーズ・6182)はAIとウェブ検索を活用した自動翻訳サービスを提供しています。また、UBIC(マザーズ・2158)は法的紛争などに伴うデジタルデータの証拠保全というニッチなビジネスで成長中ですが、実は米国でAI技術に関する特許を取得しており、要注目です」

 他にも、ディープラーニングを活用した不適切画像フィルタリングサービスを提供する「データセクション」(マザーズ・3905)。膨大なビッグデータをもとに「Z14β」と呼ばれるAIを開発し、Iot(インターネットオブシングス=モノのネット化)データのコントロールサービスを手掛けている「JIG-SAW」(マザーズ・3914)などもオススメ銘柄だという。

「ビッグデータを握っている企業はAIの普及に伴い、いっそうビジネスチャンスが拡大していくはずです。メディカル・データ・ビジョン(マザーズ・3902)は医療機関から集めた投薬データを豊富に蓄積しています。そして、効用や副作用などに関する情報を医療機関や製薬会社に提供しており、AIの活用でいっそうサービスの付加価値が高まるでしょう」(藤本氏)

 そんな藤本氏が最も動向を注目しているのが、マツモトキヨシなどの公式アプリを手掛けている「アイリッジ」(マザーズ・3917)だ。

「GPSと巧みに連携させていることが大きなポイント。ユーザーが同チェーンの店舗の近くに立ち寄ったタイミングでチラシのメールが届く仕組みになっています。さらにAIの技術を生かせば、観光地に到着した途端、地元の繁華街のお店からDMが届くようなマーケティング戦略も可能となるはず。博報堂DY傘下でメディアレップ(ネット広告卸売り)においてトップシェアのデジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(JQ・4281)もネット上での検索データを豊富に抱えて、AIの活用でその強みが増すはずです」

 ただ、西村氏はこうも釘を刺す。

「すでに人気化して株価がかなり上昇している銘柄も少なくないので、“高値づかみ”が怖い。ここまでの株価の推移をきちんと検証すべきでしょう」

 いくら成長産業とはいえ油断は禁物。冷静な目で、有望株を見極めるべし。

【西村剛氏】

フェアトレード代表取締役社長。システムトレードの開発や投資情報の提供を手掛ける。短期急騰銘柄を言い当てる夕刊フジの「株1グランプリ」グランドチャンピオン大会で3連覇の偉業を達成したことでも知られる

【藤本誠之氏】

SBI証券シニアマーケットアナリスト。的確な銘柄選びと歯に衣着せない本音トークが好評で、「相場の福の神」との異名も。関西大学卒業後、日興(現日興SMBC)、マネックス証券などを経て現職に。Allaboutにて「株式ガイド」執筆中

取材・文/大西洋平 図版/ミューズグラフィック チャート協力/楽天証券

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ハーバー・ビジネス・オンライン

最終更新:9/11(日) 9:10

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