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上位3%の悲哀:気づけば、ひとりぼっち。年収2,800万円の代償が大きすぎた外銀マン

東京カレンダー 9/11(日) 5:20配信

東京には、上には上がいる。

地方で羨望の眼差しを向けられる年収1,000万円プレイヤーかて、東京ではさほど珍しいものではなく、「都心で優雅に暮らすには世帯年収2,000万円はないと。」とこぼす、東京婚活女子も少なくない。

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とはいえ、十分な稼ぎに、素敵な家庭と子供。客観的に見れば、十分恵まれた生活。これ以上、何を望むものがあるだろうか?

だが、彼らの得体の知れない渇きが満たされることは、決してない。

そんな日本の同年代で上位3%には入るであろう男たちの、東京生活での悲哀に焦点を当てる。

これまでにITバブル時代の破片である年収1,000万円の修二、堕ちゆく給料の恐怖に耐えられない外銀トレーダー晴彦、常に追われる飲食経営者の幹久、医者の夫の年収に満足できない恭子、育ちの良さから商社マンの給料では満足できない賢治を 追った。

今週は...?

名前:亮太
年齢:35歳
職業:外資系金融
年収:2,800万円(+ボーナス)

給料は良いのだが...

35歳で、年収2,800万円。ボーナスはその年によって違うが、給料の半年分位貰える年もある。一見、金額的には悪くはない。しかし、それ以上の負担が大き過ぎると嘆く。

亮太の仕事は朝7時半から始まる。赤坂にあるオフィスに出勤し、帰宅時間は早くても夜の9時、遅い時は深夜になる時もある。 平日に加えて忙しい時には週末出勤も珍しくない。海外から重役や顧客が来れば、土日はほぼ無いと覚悟する。

24時間どこにいようと何をしていようと関係なくメールは来て、電話は鳴る。睡眠不足は当たり前。休みは疲れが溜まっているため昼過ぎまでひたすら寝て過ごす。

プライベートでは忙しすぎて相手に構っていられないため、毎回彼女に振られる。しかし振られたからと言って悲しんでいる暇もない位に忙しい。

「365日、常に戦闘態勢。一見、給料は良さそうに見えますが時給換算したら悲しくなりました。」

赤坂にあるタワーマンションの良い部屋に住み、車もある。オーデマ ピゲもジャガー・ルクルトも頑張ればすぐに買え、靴はジョンロブで揃えると決めている。

しかし物では満たされない、寂しさと虚しさ。休日に街中で見かける幸せそうな家族を見るたび、給料の代わりに失われていく代償の大きさを嘆く 。

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最終更新:9/11(日) 5:20

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