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家を買う前に 住宅ローン、固定型の魅力増す

NIKKEI STYLE 9/12(月) 7:00配信

 筧ゼミでは「家を買う」をテーマに議論が続き、今回は住宅ローンを取り上げます。住宅ローンといっても、いくつか種類があるようですが、どんな点に注目して選べばいいのでしょうか。前回に続いて岡根知恵さんが発表します。
 岡根 まず知っておきたいのは、住宅ローンの金利は大きく分けて3タイプあることです。借りている間はずっと金利が変わらない全期間固定型、2~10年など借り入れ当初の期間だけ金利が変わらない一部期間固定型、通常は半年ごとに金利を見直す変動型です。

 住宅ローンは大きな変化が起きていますね。

岡根

 日本銀行が2月にマイナス金利政策を導入してから、銀行の住宅ローン金利の多くが過去最低水準まで下がりました。例えば当初10年固定型は8月時点で、三井住友信託銀行が年0.35%、三菱東京UFJ銀行が年0.5%でした。9月はそれぞれ0.10%上がりましたが、マイナス金利導入前に比べるとまだ大幅に低い水準です。

宗羽

 僕も新聞で読みました。でも銀行のホームページではもっと高い金利が表示されていますが?

岡根

 住宅ローンの金利は店頭で表示する基準金利と、実際に貸すときに相手の返済能力などに応じて割り引く適用金利があるのが一般的です。宗羽君がみたのは基準金利ですね。引き下げ幅が最も大きいのを最優遇金利といって、先ほどの10年固定型も最優遇金利の場合です。

 もう一つ、見逃せない変化がありますね。

岡根

 金利の逆転現象が起きています。3つのタイプの金利を比べると通常は変動型が最も低く、その次が一部期間固定型、そして全期間固定という順です。貸し出す期間が長いほど将来の景気や金融政策、借り手の信用力などがどうなるか見通しにくくなるので、適用金利が上乗せされるというわけです。

宗羽

 なるほど。

岡根

 ところが現在は変動型よりも固定型の金利が低い銀行が出ています。先ほど挙げた三井住友信託銀や三菱UFJ銀の9月の10年固定型は、変動型を0.025~0.15%下回っています。

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最終更新:9/12(月) 7:00

NIKKEI STYLE

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