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訪日客はマット厚めがお好み? ホテル向けベッド改良

NIKKEI STYLE 9/12(月) 7:00配信

 ベッドマットを製造販売するドリームベッド(広島市)はホテル向けの製品を拡充する。マット内部でスプリングが入っている「ポケットコイル」部分を厚くし、寝心地を良くした製品を開発する。10月にも専用の製造設備を導入し、2017年をメドに発売する。20年の東京五輪・パラリンピックを控え、訪日外国人(インバウンド)の増加でホテルから外国人が好むマットの需要が増えていることに対応する。
 米国など海外からの旅行客の間では、より厚みのあるベッドマットが好まれる傾向があるという。このため、外資系ホテルからは一般的なベッドマットより10センチメートル程度高い、厚さ30センチメートル以上のマットの引き合いが増えている。クッション材など詰め物の量を増やしてかさを増す方法もあるが、コストがかかり価格が高くなる課題があった。
 ドリームベッドはマット内部に組み込むポケットコイルの厚みを増すことで対応する。従来は高さ6.8インチ(約17センチメートル)のコイルが中心だったが、最大で10インチ(約25センチメートル)の高さのコイルまで製造できるようにする。
 10月をメドに製造設備を機械メーカーと共同で開発し、同社の八千代第一工場(広島県安芸高田市)に導入する計画だ。新設備には太さの異なる10インチコイルを任意で配列する機能も備えることで、生産速度の向上につなげる。
 新設備導入後に商品試験などを実施したうえで、17年から本格稼働させて出荷を目指す。新設備により詰め物を増やさなくても厚みを増せるため、価格の高騰を抑え価格競争力の高い製品を投入できる見込みだ。10インチコイルを組み込んだベッドマットの年間売上高を、19年度までに1億2000万円にすることを目指す。
 ドリームベッドの16年3月期の売上高は約93億円。20年の東京五輪に向けてインバウンドの増加が見込まれ、国内ではホテルの新設や設備更新が相次いでいる。同社は外国人の好みに合わせた製品や、防虫・防炎加工を施したベッドマットなどニーズに合わせた製品を提案し、ホテル需要を取り込み、事業拡大を狙う。
[日本経済新聞2016年8月31日付朝刊]

最終更新:9/12(月) 7:00

NIKKEI STYLE

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