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水道橋博士 オリラジ・あっちゃんの“ザ正論”の危うさを指摘

BEST TIMES 2016/9/12(月) 12:00配信

番組にはしっかり勉強してのぞむ、『婦人公論』は侮れない! 

  やっぱり専門的な知識が必要な番組に、コメンテーターとして呼ばれた時は、勉強していきます。ネットだったり、人が読まないような雑誌を読んでいったり……。

 たとえば昨日のことでいうと『婦人公論』(注:中央公論新社が発行する婦人・女性向け雑誌)ですね。『婦人公論』の記事ってネットに掲載していないんです。だからネットで拾えないんです。でも、すごい大物がいっぱいインタビューに答えているんですよ。

 オレも以前『婦人公論』でインタビューしてもらって、それ以来、毎号送ってもらってるんですけど、こんな貴重なインタビューが乗っている雑誌は捨てられないなって。実は、昨日『婦人公論』が50冊くらい溜まっちゃってたんで、捨てようと思ったんですけど。

 でも、パラパラってめくったら、「これはネットでは補完できないな~」って……。最近はオレに限らず、芸人がいっぱいコメンテーターとして出演するようになったでしょ。それもなるべくしてなったって感じですよ。 

コメンテーターをしても”ふざけた”存在でありたい

 太田省一さんが『芸人最強社会ニッポン』(朝日新書)という本を出したんだけど、あの本に書いてある事は、たけしさんが開拓して、“お笑い”っていうフィールドがどれだけ広がっていったかっていう事が書かれているんです。

 その後、たけしさんが進んだ道のわだちを追いかけて、芸人がどんどん多分野に進出していってる。高偏差値芸人はニュースのコメントだってしっかりできるし、映画もとれるし、又吉くんは芥川賞まで取っちゃったし、芸人のフィールドの大きさっていうのはすごいんです。

 芸人って、みんな勉強もしてるだろうし、コメントを最短時間で用意できる能力を持っているんですよ。もちろんボクも頼まれるし、元祖・小銭稼ぎのコメンテーターだし(笑)。

 でも、高田文夫先生なんかは「芸人がコメンテーターするのはダメだな」っておっしゃってる。それは、コメンテーターなんてしてたら芸人が聖人になって“ふざけた”存在でいられなくなっちゃうから。

 だから、オレは下ネタ番組はやめないし、“ふざけた”存在でありたいと思ってます。オリラジのあっちゃん(中田淳彦・オリエンタルラジオ)なんか、能力も高いし、俺の好きな芸人ですよ。

 でも、いまや朝のワイドショーで正論の代表みたいになっちゃってるじゃないですか。でもねー「不倫は絶対ダメだ!」なんて芸人が言ってもねえ(笑)。乙武先生(乙武洋匡)の不倫を叩いてるんですけど、「パーフェクトヒューマンが五体不満足を責めてる」って構図に見えるんです、俺には(笑)。そういうのって自分でそう思わないのかな? って。

   

構成:安田真悟/ 写真:花井智子

最終更新:2016/9/12(月) 12:00

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