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サントリー開幕3連勝も指揮官は「まだ20点」 理想のスタイル実現へ道半ば

THE ANSWER 9/12(月) 15:56配信

後半逆転で3連勝、それでも厳しい評価の沢木監督

 10日に秩父宮ラグビー場で行われたラグビートップリーグ第3節でリコーブラックラムズを下したサントリーサンゴリアス。23-17(前半13-14)と逆転勝利し、開幕3連勝となった。しかし今季からチームを率いる沢木敬介監督は「まだ20点くらいです」とあえて厳しい点数をつけた。

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 サントリーは序盤、リコーの鋭い出足に苦しんで前半14分までに2トライを喫し、苦しいスタートとなった。それでもスタンドオフ小野晃征のゲームメークとキックを中心に盛り返し、後半17分に小野のペナルティーゴールで16-14とすると、同29分にはウイング竹下祥平のトライと小野のコンバージョンキック成功で突き放した。

 しかし指揮官は試合後の共同会見で冒頭の言葉を口にした。

「見ている人も質の低いプレーは見たくないと思います。今はチームにあえて色々なプレッシャーを与えていて、その中でも勝てたというのは一番の収穫です。ただ、前半からサントリーのテンポで進めて、原点のアタッキングラグビーを仕掛けていくことが必要でした。開幕して3試合、まだできていないと感じます」

 ビハインドを背負った序盤を強調して、理想とするスタイルにはまだたどり着いていないとした。沢木監督は昨年のラグビーワールドカップ・イングランド大会でもスタッフの一員として帯同し、南アフリカ戦の番狂わせなど日本中に巻き起こすチームを陰で支えた。W杯後にコーチ復帰後、今シーズンから監督に率いている。トップリーグ屈指の強豪だけに求めるレベルは高いが「選手も誰一人満足していません。それが成長だと思います」と意識面での向上を認めている。

選手たちが口にした反省点とは…

 主将のスクラムハーフ流大(ながれ・ゆたか)、プロップの畠山健介もそれぞれも序盤の劣勢を反省点とした。

「前半から力を出していこうという話をしていましたが、アタックの最後、ラインブレイクをしたときボールを出せなかったり、細かいノックオンなどのミスが出てしまいました。後半から修正はできているんですが、序盤からそれができるような準備をしていかなければならないと思います」(流)

「何とか勝ててよかったですが、サントリーは先制されてそこから火がついて自分たちのペースにするのがいつものパターンで、今日の試合もその形になりました。『そうならないようにしよう』と話し合っていたんですが。2トライのビハインドだと、そのまま引き離されてしまう可能性があります。チーム全体としてのクセをなくしていかなければならないと思います」(畠山)

 次節は昨季トップリーグ王者で現在3連覇中のパナソニック・ワイルドナイツとの対戦となる。沢木監督は「チャンピオンであるパナソニックさん相手に100%の力を出せるように準備していきます」と意気込みを語った。FWでは稲垣啓太や堀江翔太、BKも山田彰仁、そして今季から新加入の藤田慶和ら多くの日本代表候補を抱える相手との大一番で、どこまで点数を引き上げることができるだろうか。

ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer

最終更新:9/12(月) 15:58

THE ANSWER