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95歳のファッショニスタ、アイリス・アプフェルが指摘! 次世代のスタイルスターに欠けているものとは?

ハーパーズ バザー・オンライン 9/12(月) 12:44配信

アイリス・アプフェルは、ファッションの世界で95年間生きてきた。でも、彼女が1番好きな時代のスタイルは何かなどと聞いても無駄だ。「私はそんな風に考えたことは一度もないの。トレンドなんて馬鹿馬鹿しいと思っているわ。鏡で自分自身をよく見て、自分のために服を選ぶべき。誰かに言われて着るのはダメよ」。まったくその通り! 
 
ファッション界のレジェンドである彼女は、2016年8月30日、95歳の誕生日とともに、メイシーズとのコラボによるファッション・ライン「Iris Meets INC」のローンチを、NYの「La Siren」で開かれたシックなランチ・パーティーで祝った。
 
アイリスは全身にコレクションの商品をまとって登場。60年代にインスパイアされたプリントのドレス、膝上のブーツ、バングル、チャンキーなネックレスの重ねづけ、そしてもちろん、名物であるオーバーサイズのメガネ。「すべてINCの商品よ!」と、彼女は嬉しそうに宣言する。「どれも大好き。デザインは素敵だし、すばらしいフィット感よ。フィット感や素材の質の良さがたまらないわ。それに、値段。200ドル以上するものはひとつもないのよ!」

40点から成るコレクションは、華やかで見事な人生を送ってきた彼女の最新の仕事。他にも、HSNのジュエリーのライン、ウエアラブル機器のコレクション、絵文字のラインを手がけ、ファッション・キャンペーンのモデルもしばしば務めている。95歳でなお、これほどアクティブに生きるための(そして、膝上ブーツも履きこなす)アドバイスは? 「物事に興味を持ち続けること。ぐずぐずしていないで、何かやることよ!」

個性を大切にしたスタイルを提唱する彼女には、シグナチャー・ルックというべき有名なスタイルがある。それは、オーバーサイズのメガネ、ステイトメント・ジュエリーの重ねづけ、そして、真っ赤な口紅だ。彼女は、個性を大切にするよう、長年にわたって女性を勇気づけてきたが、良くない服というものがあるのかどうか尋ねてみると、彼女は一瞬、間を置いた。そして、「一度も考えたことがなかったわ。でも、あるでしょうね。物事にはすべて、良し悪しがあるのだから、洋服だって例外じゃないわ」

では、アイリスから見た、悪い服とは? 「それは、着る人によるわ。服は、着る人との関係性において、良くも悪くもなるもの。ある人にとっては赤っ恥をかいちゃうような服でも、着こなせてしまう人もいるのよ」 
 
ファッション業界で9世紀を過ごしてきた彼女なら、見たままに、言いたいことを言う権利がある。では、最後に、次世代のスタイルスターと言われる人たちに言いたいことは? 「自分がどういう人間で、どう見えて、何を着たら心地よいのかを知るべきと言いたいわ。個性はとても大事。それが失われてきたと思うわ」

最終更新:9/12(月) 12:44

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