ここから本文です

【MLB】前田健太以外にも将来性豊かなドジャース先発陣、来季再編? 4試合連続ルーキー先発は約65年ぶりの珍事

ベースボールチャンネル 9/12(月) 17:00配信

故障者続出で若手にチャンス到来

 スタッツ社によると、ドジャースではブルックリン時代の1952年9月8~10日を最後に、4人のルーキーが続けて先発マウンドに上がることはなかった。ところがこの夏は、それが1度ならず2度も起きた。

 1度目は8月27~31日に、フリオ・ユーリアス、ブロック・スチュワート、前田健太、ロス・ストリップリングが先発登板した。2度目の9月4~7日は、メジャーデビューしたホゼ・デレオンに続き、前田、ストリップリング、スチュワートが投げた。

 球団64年ぶりの珍事は、来シーズンに向けて新たなローテーションをテストしたからではない。故障者の続出が理由にあった。

 ドジャースで開幕から故障せずに投げている先発投手は、前田だけだ。エースのクレイトン・カーショウが6月下旬から9月上旬まで2カ月半にわたって欠場しただけでなく、アレックス・ウッド、ブランドン・マッカーシー、ブレット・アンダーソン、柳賢振の4人は、故障によって計21先発しかできていない。開幕からローテーションを守ってきたスコット・カズミアーも8月下旬に離脱し、シーズン途中に加入したバド・ノリスとリッチ・ヒルも、移籍後に故障で投げられない期間があった。

 とはいえ、ポストシーズンの先発投手4人は、カーショウ、前田、ヒルまでがほぼ確定していて、4番手はノリスかカズミアーになりそうだ。前田を除く4人のルーキーは、ロースターに入った場合でも、役割はロングリリーバーの可能性が高い。

 アンダーソン、ノリス、ヒルは今オフにFAだが、3人が退団しても、カーショウ、前田、マッカーシー、柳、カズミアーの5人は、最短でも2018年まで契約が残っている。ウッドにしても、FAになるのは数年先だ。

来季の開幕ローテーションに割り込む可能性も高い

 そうなると、4人のルーキーは来シーズンの開幕をマイナーで迎えることになるのだろうか。

 いや、そうとは限らない。なかでも、20歳のユーリアスと24歳のデレオンの期待値は高い。今シーズンの開幕前に『ベースボール・アメリカ』『ベースボール・プロスペクタス』『MLB.com』がそれぞれ発表したプロスペクト・ランキングで、ユーリアスはいずれも全マイナーリーガーのトップ10に入り、デレオンも20位台に挙げられていた。故障者が出なくても、来シーズンはメジャーの開幕ローテーションに割って入ってもおかしくない。

 2人と違い、26歳のストリップリングと24歳のスチュワートはそれほど注目されている投手ではないものの、ストリップリングは故障者に代わる先発5番手として、今シーズンの開幕ロースターに入った。スチュワートはマイナー3クラスで計121イニングを投げ、防御率1.79、K/BB6.79の好成績を残した。

 まだ夢物語の域を出ないとはいえ、4人が揃って成長を遂げれば、数年後には前田とともにローテーションを形成する日が来るかもしれない。前田の契約は2023年まで続き、カーショウも2020年が最後と長いが、カーショウの契約には、2018年のオフに契約を自らオプト・アウト(破棄)できる権利が盛り込まれている。


宇根夏樹

ベースボールチャンネル編集部

最終更新:9/12(月) 17:00

ベースボールチャンネル

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

北朝鮮からの脱出
北朝鮮での幼少時代、『ここは地球上最高の国』と信じていたイ・ヒョンソだったが、90年代の大飢饉に接してその考えに疑問を抱き始める。14歳で脱北、その後中国で素性を隠しながらの生活が始まる。 これは、必死で毎日を生き延びてきた彼女の悲惨な日々とその先に見えた希望の物語。そして、北朝鮮から遠く離れても、なお常に危険に脅かされ続ける同朋達への力強いメッセージが込められている。