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浦和に完敗してもなお、サガン鳥栖のイタリア人指揮官は自信満々

webスポルティーバ 9/12(月) 14:30配信

「前半の2失点目が勝負を分けましたね」

 サガン鳥栖のエースFWである豊田陽平は、試合後にその胸の内を明かしている。セカンドステージ優勝争いの直接対決。首位、川崎フロンターレと同勝ち点の浦和レッズとの一戦は、敵地で0-2と敗れている。

【写真】サガン鳥栖の優勝は、絶対的エース・豊田陽平なくして語れない

「前半はどうにか相手を焦らせて、後半に勝負、と狙っていたんですが。結局、耐えられませんでした。守備の強固さはそれほど感じなかったので、0-1のままならなんとか動かせたかもしれませんが」

 鳥栖はこの黒星で6位と大きく後退した。しかし首位で並ぶ川崎、浦和と勝ち点差は4。ぎりぎり射程距離圏内と言えるだろう。

「1点取られるまでは、拮抗した試合展開でした」

 鳥栖のマッシモ・フィッカデンティ監督が語ったように、用意した戦略は功を奏していた。前からの激しい守備で、浦和の持ち味を出させない。次第に相手のリズムになりかけたものの、前線の豊田が接触プレーで倒れてうまく「間」を変える。タイムラグの後、森脇良太が処理を誤ったボールを、背番号11は直接シュートに持ち込み、GK西川周作の肝を冷やしている。

 そこからは敵陣での出足鋭い守備がはまり、波状攻撃を繰り出し、カウンターを許さなかった。

「クラブ史上最高にきつい練習」(豊田)

 練習量の豊富さで相手を凌駕。足回りが良く、セカンドボールの準備・反応で上回った。

 しかし、戦力的に上の浦和に次第に盛り返される。前半41分だった。右サイドの関根貴大にポイントを作られ、バックラインの前で回された後、落とされたボールを宇賀神友弥にミドルを蹴り込まれた。

 分岐点となったのは、そのわずか3分後だ。失点のショックか、鳥栖のバックラインがずるずると下がり、敵にスペースを与えてしまう。そして前半44分、再び右サイドで関根に起点を作られ、守備陣形がたわむ。そこで背後へスルーパスを通され、持ち込んだ武藤雄樹に叩き込まれた。GK林彰洋の飛び出しも、少々迂闊(うかつ)だった。

「あの3分間はあってはならないことが起こった。それ以外はパーフェクトだったが」とフィッカデンティ監督は悔しがった。2点のビハインドは重くのしかかり、ゲームプランを変更せざるを得なくなった。

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最終更新:9/12(月) 14:30

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