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スティーブ・ジョブズが、アップルから追放された時代に学んだこととは?

ダ・ヴィンチニュース 9/12(月) 6:30配信

 アップルの創始者であるスティーブ・ジョブズに迫った『スティーブ・ジョブズ 無謀な男が真のリーダーになるまで』が、2016年9月8日(木)に上下巻ともに発売された。

 1985年、ジョブズは自身が創立したアップルから追放される。問題行動も多く、社内を混乱に陥れたと判断されたからだ。しかし、その「変人」はなぜ96年にアップルに復帰するや、「現代を代表する経営者」「ビジョナリー」となれたのだろうか。

 ウォルター・アイザックソンが著した世界的なベストセラー『スティーブ・ジョブズ』では、詳しく語られなかった部分がある。それは、ジョブズがアップルから追放され、ピクサーとNeXTを立ち上げていた時代だ。

 NeXTに移ると、ジョブズへの世間からの注目度は低くなり、人材を含めたリソースも、アップルほどではなくなる。そうなると、彼はこれまで正面から向き合ってこなかった「会社経営」を学ばないといけなくなった。

 そして新会社に移って、ジョブズが真剣に取り組んだのがマーケティングだ。アップル時代は会社が大きかったので、こういったことは他人に任せて、自分は商品開発に打ち込んでいた。さらに、人心掌握にもたけるようになる。時を同じくしてローリーンと結婚したことも大きい。この時代は、彼にとって「人」への関心が高まっていった時代でもあるのだ。

 ジョブズというと、その個人の発想力、企画力、ちょっとずれると、その「変人」ぶりばかりが注目されるが、同書からは意外にもその「ビジョナリー・リーダー」の姿がはっきり見えてくる。その後、アップルに戻ると世間の予想をくつがえす能力を発揮し、iPhone、iPad、iTunesといった革新的アイデアを次々と実現させていく。その姿は、80年代の「マックの美しさに固執する変人」ではなかった。

 同書は、フォーチュン誌記者としてジョブズと25年以上にわたる親交を持つ著者が、折々に取材したテープ30本以上を再構成。さらに公認伝記には協力しなかった人物にもアクセスして書き下ろしており、ジョブズの知られざる一面が明かされている。

※掲載内容は変更になる場合があります。

最終更新:9/12(月) 6:30

ダ・ヴィンチニュース

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