ここから本文です

「ヒラリー大統領」でも残るガラスの天井、米議員の女性比は2割で世界96位

Forbes JAPAN 2016/9/12(月) 7:00配信

2016年7月28日は、米国で初めて女性が大統領候補に正式指名された日として、同国の歴史に残るだろう。米国女性はもっとリーダーシップを発揮すべきだと考える人々にとって、これは極めて大きな成果だ。



ヒラリー・クリントン自身の言葉を借りれば、「(女性の昇進を阻む)ガラスの天井に最も大きなひびを入れた」のだ。

男女平等の実現に向けた重要な節目を喜ぶ米国人たちがいるのはもっともなことだが、世界的にみると、この点においては米国が先頭に立っているわけでない。それどころか、実際には改善すべき点が数多くある。

連邦議員に占める女性の比率、米は96番目

米国は政権トップだけでなく、議会レベルでも女性の参画が遅れている。各国の国会議員による国際的な交流組織、列国議会同盟(IPU)がまとめた報告書によると、米連邦議会の全議席数に占める女性議員の割合は、下院が434議席のうち84議席(19.4%)、上院が100議席のうち20議席(20%)にとどまり、国別ランキングでは96位となっている。

また、米国より女性議員の割合が高い国は、欧州35か国、アフリカ25か国、アジア16か国などとなっている。また、このランキングをみると、アフガニスタン(50位)やアラブ首長国連邦(UAE、74位)、サウジアラビア(91位)など、男女平等の実現が進んでいるとは考えられていない国も、米国より順位が高いことが分かる。

また、世界の20か国・地域ではすでに、女性が元首(大統領など)や政府トップ(首相など)国のリーダーの地位に就いている(君主は除く)。世界で初めて女性国家元首が誕生したのは1940年。トゥヴァ人民共和国(現在はロシア連邦を構成するトゥヴァ共和国)のヘルテック・アンチマ・トカが、最高会議幹部会議長に選出された。そして、1960年代後半になると同時期に複数の女性リーダー(首相)が誕生(インドのインディラ・ガンジー、イスラエルのゴルダ・メイアなど)した。

1/2ページ

最終更新:2016/9/12(月) 7:00

Forbes JAPAN

記事提供社からのご案内(外部サイト)

Forbes JAPAN 2017年2月号

株式会社アトミックスメディア

2017年2月号
12月24日(土)発売

890円(税込)

Forbes ID 無料会員登録を受付中!
今ならもれなく電子版最新号をプレゼント

天皇陛下の退位 専門家の提言

天皇陛下の退位をめぐり政府が設けた有識者会議は年明けにも、論点整理を取りまとめる。
憲法や皇室問題に詳しい専門家の提言とは。