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全力で磨け!自分の中の「1割」の強み

JBpress 9/12(月) 6:05配信

 日本人はあまり自分の強みを自分で言ったりしないので、これを読んだ人は私のことを傲慢というか「この人はイタい人なんじゃないか」というか、そんな印象を受けてしまうかもしれません。しかしそれだけに、人の強みに関して書いた文章を読む機会が少ないのではないかと思い、勇気を出して書いてみます。

■ 自分の強みと弱み

 サラリーマン時代は、「強みは何か」と聞かれたら、「論理的な思考力と営業力がうんぬん・・・」と通り一遍のことを答えていました。

 もっと主張した方が有利になったのでしょうが、出世に対する関心が全くなかったこともあり、自分の強みや実績を自分でアピールするのは苦手でした。日本生命という大会社にいたので、社外の方には強みをわざわざ言わなくても、それなりに大事にしてくれましたし。

 しかし、起業をしてからは、「苦手」なんて言っていられなくなりました。なにしろ強み、すなわち自分が選ばれる理由を真剣に考えないと、生きていけないのですから。

 自分では気づいていない強みを、誰かが言ってくれて初めて知ることも少なくありません。だから、ときにはクライアントさんに「どうして私を選んだのですか?」と聞いたりもします。

 それで最近思う自分の強みは、文章が書けて人前で喋れることや、一対一での交渉力もありますが(これも“食べていく”上ではとても役に立っています)、最大のものは「長期的な視野での戦略性と、仕組み作りの能力」だと思うようになりました。どうやら戦略やアイデアを考えて、磨くことが天職のようです。

 念のため書いておくと、弱みの方がたくさんあって、人の顔と名前をなかなか覚えられませんし(だからパーティーは今でも苦手です)、地図を読めませんし、繰り返しの単純作業は苦手です。納得するまで動き出しませんし、何をやってもすぐ飽きますし、できるだけ楽をしようとしますしね。ああ、書いていてイヤになってきました。

■ 生まれ持ったものと育った環境

 弱みのことには目をつぶり、強みの方に注目しましょう。

 これは生まれ持ったものなのかどうかは微妙です。小さな頃から本を読むのは好きで、文章力に関しては、生まれ持ったものと育った環境によるものが大きい気がします。うちの長男もそうですし。話すのも、仕事で磨かれた部分もありますが、大部分はそうでしょう。

 身体が弱かったので伏せりがちであり、「人はいつか死ぬ。人生とは何か」などと概念的・長期的なことを考えるようになりましたが、何かクリエイティブな仕組みを考えていたかというとあまり思い付きません。自作のゲームをノートで作って、ルールを決めて友達と遊んでいたことくらいですかね。これも、うちの子もやっています。彼もゲームは大好きですし。

 このように、子どもが育っていくのを見ていると、「あ、これは先天的なものだったんだな」という気付きがたくさんあって、楽しいですね。どうやら私は、喋るのと読み書きにはエネルギーを必要としない(得意な)体質のようです。ゲームを原点として、仕組みを作るのも好きなんですね。

■ 日本生命でやっていたこと

 そう考えると、先に挙げた2つの強み(長期的な視野での戦略性と、仕組み作りの能力)は、もともと備わっていた能力が、日本生命で働いているときに磨かれ、開花したものであるような気がします。

 当時何をしていたかというと、企業向けの融資です。生命保険会社の資産運用というのは、預かる資金が保険料というとても期間が長いものなので、運用も長い期間で考えるんです。保険の満期までですから、30年とかです。

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最終更新:9/12(月) 6:05

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