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PER160倍、それでもユーグレナの株価は高くない!? 

会社四季報オンライン 9/12(月) 16:31配信

 ミドリムシを活用した製品で先行するバイオベンチャーのユーグレナ <2931> の業績が好調だ。今2016年9月期第3四半期累計(15年10月~16年6月)売上高は前年からほぼ倍増。営業利益は同2.5倍の約8.1億円となった。15年9月期第3四半期累計(14年10月~15年6月)営業益も前年の3.8倍だった。業績面では文句のつけようがない。

 会社側の今16年9月期通期業績計画は売上高が前年比約87%増の111億円、営業利益は同60%増の7.6億円。3四半期累計決算を受けて通期予想の上方修正に踏み切ったが、同四半期累計営業利益はすでに通期計画を上回っているだけに、再度の大幅増額修正が必至の情勢だ。

 通期経常利益見通しは10億円を見込むが、営業益ベースでも同水準突破が期待される。主力製品であるミドリムシを使った健康食品や化粧品の販売は極めて好調であり、来17年9月期業績も拡大傾向が続くとみられる。一部メディアは来期も2割を超える増益予想と報じたが、最近の状況を踏まえると、さらなる上乗せの余地が大きい。

 ただ、足元の好業績だけでは現在の株価を説明できない。会社予想の1株当たり利益(EPS)からはじいた予想株価収益率(PER)は160倍を超える。株価が変わらないとすれば、3期連続でEPSが倍増してようやく20倍になる計算だ。年率で20~30%程度の利益成長ではとても追いつかないレベルである。

 株式市場の高い評価は、ミドリムシエネルギーへの期待の表れといっていい。同社はミドリムシ成分を健康食品や化粧品だけでなく、新たなエネルギー源にするという試みを進める。これは創業当時からの悲願でもある。

 同社のミドリムシエネルギーの特徴は、二酸化炭素(CO2
)を原料とする光合成を活用していること。燃料の合成の過程でCO2
を消費するという画期的なエネルギー合成法ともいえる。環境面でのミドリムシエネルギーの評価は世界的に高い。

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最終更新:9/14(水) 9:46

会社四季報オンライン

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